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「力強い眼差しが印象に残る」「キャリアの集大成」宇垣美里ら絶賛『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』メイキング画像解禁

「力強い眼差しが印象に残る」「キャリアの集大成」宇垣美里ら絶賛『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』メイキング画像解禁
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023
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モデルから写真家に転身したリー・ミラーの人生

世界に衝撃を与えた『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の主人公のモデルにもなった実在の写真家、リー・ミラーの情熱的で数奇な運命を映画化した『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』が5月9日(金)よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開となる。

本作で描かれるのは、写真家として戦争の最前線を駆け抜け、20世紀を代表する報道写真家として歴史に名を刻んだリー・ミラーの人生。ファッションモデルとしてキャリアをスタートさせ、マン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら時の天才たちを魅了してきた彼女は転身してからも輝きを放ち続け、凄まじい情熱とエネルギーで戦場へ赴く写真家となった。

彼女が写し出す写真には、唯一無二の芸術的センスに加え、人間が持つ脆さと残酷さの両方が刻みこまれ、今もなお、人々を惹きつける歴史的記録として真実を伝えている。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』© BROUHAHA LEE LIMITED 2023

撮影現場の張り詰めた空気が伝わるメイキング画像解禁

このたび解禁されたのは、リー・ミラーを演じるケイト・ウィンスレットや、米<LIFE>誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・E・シャーマンを演じたアンディ・サムバーグらの撮影現場を収めたメイキング画像8点だ。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023

容赦なく攻撃される中に積み上げられた土嚢の裏で必死に身を隠し、怯えた表情を見せるケイト演じるリーの姿や、ロンドンの町中で瓦礫が広がり、黒焦げになったVOGUE編集部がある建物の入口を呆然と見つめる人々のシーンなどのほか、ドイツのブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所のシーンでは涙を堪えるケイトを温かく抱擁するアンディとの2ショット、エレン・クラス監督と向き合うウィンスレットの姿など、撮影現場の張り詰めた空気が捉えられている。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023

「どうして今まで誰も彼女のことを映画にしなかったのか?」

本作は、主演であり製作総指揮も務めたケイト・ウィンスレットが、リーの人生を初めて映画化しようと8年以上の歳月をかけて挑んだ渾身の企画。リーが当時、実際に使用したことがあるアンティークのテーブルとの出会いをきっかけに、リーの人生を深く探求していった彼女は「どうして今まで誰も彼女のことを映画にしなかったのか?」という大きな疑問に正面から向き合った。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023

ケイトはリー・ミラーの息子であり、現在はリーが遺した写真を管理し広める活動をしているアントニー・ペンローズと連絡を取り、映画化へ向けた第一歩を踏み出した。その際アントニーからは意外な事実が告げられる。ペンローズは、「これまでたくさんの男性がリーについての映画を撮ろうとしたんだ。屋根裏に置いてある箱いっぱいに脚本が眠っているよ。でもどれも実現しなかった」とウィンスレットに話したという。何本もの企画が立っては流れていったことは、まるでケイトによって映画化される日を待っていたかのようではないか。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023

ケイトは本作をただの伝記映画ではなく、真にリー・ミラーを描く映画にするべく、その後何年にもわたってペンローズからの大きな協力を得て、彼女の非凡な人生を覗き込んでいった。その過程は果てしない道のりで、ある時は彼女の幼少期まで人生を遡り、その時の体験がどのように影響したのか、なぜ彼女が常に全力で人生を歩むことができたのかを、少しずつ紐解いていったという。そして、リー・ミラーのアーカイブの全てにアクセスすることが許可されたことで、この聡明で温かく、カリスマ性のあるたくましい女性の中に隠された複雑さもあることに気づいていった。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023

またケイトは膨大な資料に目を通し、想像を絶する時間を費やすうちに、モデルやミューズとして見られることの多かったリーと、決断力がありパワフルで、リスクを冒しながらも戦争の前線に独りで赴く勇気を持ったリーが、まるで対照的な人物であったことに着目。リーの人生においてどの瞬間を切り取って映画として組み立てるのか、それが一番の課題になったことを振り返る。

ただの伝記としての脚本構成には興味がなかった。それにリー・ミラーが生まれてから死ぬまでの生涯を描くのは、いくら長編映画と言っても難しかったと思う。なぜなら彼女は生涯を通じて何度も自分自身を大きく変え続けたから。

リーは人生の中でたくさんの局面を経験した女性だから、その中で最も決定的な時期を決めることが最大の難関だった。

その上でケイトが選んだのは、リーの30代の10年間だ。それは戦前、リーが仲間と過ごした南フランスでの輝いた日々から、第二次世界大戦下の暗黒へと続く10年間となっており、ケイトは「私たちが伝えたかったのは、リーがどのような人物で、報道写真を撮るという経験が彼女をどう変えたのかの、ありのままの姿だった」と明かしている。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023

息子ペンローズが「リーの人生において、リーのパーソナリティーを正確に表現できる最も印象的な時代」と明言するように、リーがどんな困難にも立ち向かい何があっても突き進む強さを持った女性であったこと、そんな彼女を突き動かしたものが何であったのかを描くことで、その物語が今日の社会でどれほど重要であるのかを伝える作品になったと言えるだろう。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』撮影メイキング写真 © BROUHAHA LEE LIMITED 2023

『タイタニック』、『アイリス』、『エターナル・サンシャイン』など数々の名作に出演し、『愛を読むひと』でアカデミー賞®主演女優賞も受賞したハリウッド屈指の名俳優であるケイト。そんな彼女が、あらゆる労力を惜しまず、膨大な時間と燃え上がる情熱を捧げて映画化したリー・ミラーの物語は、プロデューサー、映画監督とキャリアに挑戦し、変化し続けるケイト自身と重なる部分がある。そんなケイトが尊敬と敬意を込めて作り上げたリー・ミラーは、彼女の集大成とも言えるほどの魂の熱演をスクリーンに刻み込んでいる。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』© BROUHAHA LEE LIMITED 2023

そんな本作を一足早く鑑賞した著名人らから、続々と絶賛コメントが到着。ケイトの熱演について、「キャリアの集大成」と最大の賛辞を贈る小説家の山内マリコや、フリーアナウンサー・俳優として活躍する宇垣美里、モデルのトラウデン直美ら女性陣からの熱いコメントに加え、「根性と才能に脱帽!」とリーを称えるデーブ・スペクター(プロデューサー)、そしてリーと同じく戦場でカメラを構える渡部陽一(戦場カメラマン)らからも、熱いメッセージが寄せられている。

次ページ:山内マリコ、宇垣美里ら絶賛!
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『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』

1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。

監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン

制作年: 2023