「悲惨な所だと覚悟はしていた」本編初解禁シーン含むロング予告&新場面写真解禁『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』より初解禁シーンも含むのロング予告が解禁となった。
女性報道写真家の情熱的で数奇な運命を描く実話
本作で描かれるのは、写真家として戦争の最前線を駆け抜け、20世紀を代表する報道写真家となり、その名を歴史に刻んだリー・ミラーの人生。
マン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら時の天才たちを魅了してきた輝きは写真家へと転身してからも光りを放ち、凄まじい情熱とエネルギーで戦場へ赴く写真家となった。
彼女が写し出す写真には、唯一無二の芸術的センスに加え、人間が持つ脆さと残酷さの両方が刻みこまれ、今もなお、人々を惹きつける歴史的記録として真実を伝えている。
今回到着したのは、初解禁となる本編シーンがたっぷり含まれた長尺版のロング予告。自身の意思で戦争の最前線を駆け、死と隣合わせの恐怖に震えながらも決してカメラを下ろすことがなかったリー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)の強い決意と信念を感じさせる映像だ。
新たに追加されたのは、主に戦地でのリーの姿を収めたシーンとなっており、「女は戦場に送らない」「女性に入る権利はない」と言われるも、男性ばかりの最前線でひとり、荷物を抱えて力強く歩みを進め、いくつもの困難に立ち向かって現状を打破していく力強い姿が描き出されている。
さらに映像内では、1945年ブーヘンヴァルト強制収容所とダッハウ強制収容所が解放されたその⽇に、現地に初めて⾜を踏み⼊れた時の悲惨な現実を記録するシーンも。その恐ろしく悲しい真実に苦悩し葛藤する様子も切り取られている。
そして「悲惨な所だと覚悟はしていた。戦場は想像と違った。現実だった」と語る。彼女がカメラを通して伝えたかった真実は何だったのか…。観る者に強く訴えかけてくる予告映像だ。
一方で、戦地でリーと行動を共にし、生涯の友人となった『LIFE』誌のフォトジャーナリスト、デイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と絆を深める様子や、リーの写真を取り上げた英国版『VOGUE』の編集⻑オードリー・ウィザーズ(アンドレア・ライズボロー)との葛藤、そして、ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)ら戦争に巻き込まれていく友人たちとの出来事が丁寧に紡がれており、リーの人生に寄り添った人々との人間ドラマにも注目して欲しい。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』© BROUHAHA LEE LIMITED 2023

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』© BROUHAHA LEE LIMITED 2023
STORY
「傷にはいろいろある。見える傷だけじゃない」
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』は5月9日(金)TOHOシネマズシャンテほかROADSHOW