ヤバすぎキャラ変!「最凶の顔」見せた“ロマンスの帝王”とは?『異端者の家』ほか〈スターの怪演〉で話題の映画3選

デミ・ムーア『サブスタンス』(5/16公開)
「“ポップコーン⼥優”と⾔われていた」――デミ・ムーアが“美&若さ”への執着によって闇落ちしていく⼥優“エリザベス“を圧倒的怪演で⾒せつけ、第97回アカデミー賞で主演⼥優賞含む5部⾨にノミネート。ほか、本年度賞レースでも主演⼥優賞を次々と受賞した狂気のエンターテイメントが『サブスタンス』だ。

『サブスタンス』©︎The Match Factory
50歳の誕⽣⽇を迎えた元⼈気⼥優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再⽣医療“サブスタンス”に⼿を出してしまう。その<治療薬>を注射するやいなや、なんとエリザベスの“上位互換”スー(マーガレット・クアリー)が、エリザベスの背を破って現れ……。
若さと美貌に加え、エリザベスが持つ経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、⼀つの⼼をシェアするふたりには【1週間ごとに⼊れ替わらなければならない】という絶対のルールがあった。ところが、スーが次第にルールを破りはじめてしまい――。

『サブスタンス』©︎The Match Factory
かつて『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』で⾃⾝に施した<全⾝整形>で世界を騒然とさせたムーアが、まるで⾃らの⼈⽣を斜め上からなぞるような物語を⽂字通り全⾝全霊、⼼も⾝体も<⾃分の全て>を曝け出してエリザベスを演じ切った彼女こそ最凶(強)!?
ニコラス・ケイジ『ロングレッグス』(公開中)
「この10年で⼀番怖い」と称された本作。劇中のキーパーソンとして登場するのは、40年以上に及ぶキャリアで初めて、凶悪で不気味なシリアルキラー<ロングレッグス>を演じたニコラス・ケイジだ。⻑くてボサボサの髪と虚な表情ー鑑賞後の観客からは、クレジットが無ければ「最後まで、ニコラス・ケイジがどこにいるのかわからなかった」との声も上がるほどの変貌ぶりが話題に。

『ロングレッグス』© MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.
物語の舞台は1990年代半ばの米オレゴン州。FBI ⽀局に勤める新⼈捜査官のリー・ハーカーは、不可解な未解決連続殺⼈事件の捜査に抜擢される。いずれの現場にも侵⼊者の痕跡はなく、⼿かがりは<ロングレッグス>という署名付きの暗号⽂のみ。特異な才能によって暗号⽂を解読したハーカーは事件に“ある法則”を⾒出し、真相に少しだけ近づいたように思えたが……。

『ロングレッグス』© MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.
SNSでは鑑賞後の観客から寄せられた「迫真の演技が⾒事」「これ以上ない怪演」「ニコラス・ケイジだからこそ攻められた領域」など、ケイジへの圧倒的な信頼と称賛の声が寄せられている。
『異端者の家』
シスター・パクストンとシスター・バーンズは、布教のため森に囲まれた⼀軒家を訪れる。ドアベルを鳴らすと、出てきたのはリードという気さくな男性。妻が在宅中と聞いて安⼼した2⼈は家の中で話をすることに。早速説明を始めたところ、天才的な頭脳を持つリードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開する。不穏な空気を感じた2⼈は密かに帰ろうとするが、⽞関の鍵は閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波は繋がらない。教会から呼び戻されたと嘘をつく2⼈に、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないとリードは⾔う。信仰⼼を試す扉の先で、彼⼥たちに待ち受ける悪夢のような「真相」とは――。
監督/脚本:スコット・ベック、 ブライアン・ウッズ
出演:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト
制作年: | 2024 |
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2025年4月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開