『トラップ 流血の聖地』
アイスランドの辺鄙な町の警察署長アンドリ・オラフソン(オラフール・ダリ・オラフソン)が、バラバラ死体で発見された元町民の殺人事件を捜査する様子を描いたドラマ『トラップ 凍える死体』の続編。カルト教団が絡む殺人事件やデンマークから来たバイカー集団など、クライム捕物劇としての見せ場が強化されている。
視聴ページ:https://www.netflix.com/title/81304572
『チェスナットマン』
デンマーク発のクライムスリラー。謎の“腕なし”殺人が30年前の惨殺事件と“栗”=チェスナットで作られた人形で繋がったことから一気にドライブしていく。デンマーク作品らしく(?)ほとんどの人物が呆けたように覇気なく登場するが、徐々に判明していく驚きの事実と比例するようにエンジンがかかっていく。救いの少ないとことんダークな犯罪モノが好きならばオススメ。
視聴ページ:https://www.netflix.com/title/81039388
『ブレイクスルー』
スウェーデン発の刑事サスペンス『ブレイクスルー』は実話――DNAから家系図を辿って数十年にわたる未解決事件の犯人を突き止めた同国最大級の捜査――をベースにしている。<ゴールデン・ステイト・キラー>と呼ばれた米カリフォルニア州の連続殺人犯を逮捕に導いたのと同じ捜査手法で、本作でも刑事とは系図学者のタッグ結成からグンと面白くなる。ちょっと変わった捕物ミステリー好きは必見。
視聴ページ:https://www.netflix.com/title/81566970
『DEADWIND:刑事ソフィア・カルピ』
フィンランド発の『刑事ソフィア・カルピ』は、ひき逃げ事故で夫を失った刑事が痛みを引きずりながらも奇妙な殺人事件を追う姿を描くミステリー。2018年制作なのでここ最近のリミテッドシリーズ等と比べ1シーズンの話数が多く、前半で離脱しない根気が必須。ただし北欧サスペンスのセオリーを踏襲した人物設定などは受け入れやすく、一度観始めると終えるのが惜しくなるくらいハマってしまうだろう。