「弁護士を諦めアル中に」「何度も世界を救う」「スルーされがちな実力派」って誰？アクション観るなら“ジェラバと！”

ジェラルド・バトラーという俳優

ジェラルド・バトラーという俳優を知らない映画ファンはいないだろう。そして出演作への好悪は別として、彼に特別な嫌悪感を抱いている人もほとんどいないのではないだろうか。

スコットランド出身の俳優“ジェリー”ことジェラルド・バトラー、通称ジェラバト。アクション映画で活躍する姿からは想像できないが、法律を学ぶ学生から舞台劇を経て映画俳優に転身した変わりダネだ。

『エンド・オブ・キングダム』©LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

弁護士資格は取得寸前に断念し、その後アルコールに溺れた時期もありつつ『オペラ座の怪人』（2004年）でブレイク。かなり本腰を入れていたバンド活動の賜物か、無骨なルックスとは裏腹にじつは相当な歌ウマ俳優である。なお泥酔して記憶を失くし気づいたら血まみれだった、という経験からか断酒は継続しているようだ。

2006年の『300 〈スリーハンドレッド〉』でスパルタ王レオニダスを演じて大ブレイクし、以降はアクションもできる人情派（？）俳優としての地位を確立。今のところ3作まで続いている『エンド・オブ』シリーズ（2013年～）のほか、恋愛ものからアニメ声優まで幅広く活躍している。

『エンド・オブ・キングダム』©LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

そんなジェラバトの主演作が『エンド・オブ』シリーズの“イッキ観”特集を含め現在CS放送中。ドカンと花火を打ち上げるような超大作への出演は少ないが、言い換えれば自宅でTV鑑賞するのにもぴったりな“ちょうどいい”快作が多く、一度観はじめたらTVの前から動けなること請け合いだ。