「意外と観てない」「こっそり観ておきたい」アカデミー賞“史上最多受賞”の超名作がTV鑑賞チャンス!

「意外と観てない」「こっそり観ておきたい」アカデミー賞“史上最多受賞”の超名作がTV鑑賞チャンス!
『ベン・ハー』© 2012 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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今年もアカデミー賞開催迫る!

いよいよ3月2日(現地時間)に開催が迫った「第97回アカデミー賞」。SF超大作からドロドロの人間ドラマ、感動のファンタジーなどなど今年もバラエティ豊かな作品が主要部門でしのぎを削っている。

映画ファンにとっては、はたしてどの作品が最多受賞するのか、逆にダークホース作品の可能性も…… と予想もはかどっていることだろう。そんなオスカームード高まる中、歴代の受賞作品を遡っている人も多いのでは?

史上最多受賞作品といえば11部門を制覇した『タイタニック』と『ロード・オブ・ザ・リング』がパッと思い浮かぶが、じつは1950年代に最多11部門受賞の快挙を成し遂げたのが『ベン・ハー』(1959年)。ここ数年のアカデミー賞を振り返るだけでも、90年代に入るまでこの記録に並ぶ作品が現れなかったスゴさが分かる。

『孔雀夫人』(1936年)や『嵐ヶ丘』(1939年)で知られるウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の『ベン・ハー』は、第32回アカデミー賞で12部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、美術賞、撮影賞、衣装デザイン賞、編集賞、劇映画音楽賞、音響賞、視覚効果賞の11部門で受賞した。

まさに歴史的快挙と言えるぶっちぎりぶりだが、その理由は一目瞭然。いま観てもどう撮影しているのか? とギョッとしてしまうほど激しいチャリオット(四頭馬車)のレースシーンだけでも一見の価値ありだ。日本映画の黄金期でもあった時代にハリウッドが本気を出した、現代では再現不可能な気迫が作品全体に漲っている。

そんな『ベン・ハー』を筆頭に、まだ記憶に新しい2010年代の作品、テレビ放送でお馴染みの90~00年代の作品や80年代の隠れた名作まで、現在CSチャンネルにてTV放送中の「特集:2週連続アカデミー賞」でがっつりチェックしよう。

 

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