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「安楽死を望む女性」の最期の数日間を描く 滝藤賢一ら絶賛『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』本編映像&著名人コメント

「安楽死を望む女性」の最期の数日間を描く 滝藤賢一ら絶賛『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』本編映像&著名人コメント
『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©El Deseo. Photo by Iglesias Más.
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巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作にして初の長編英語作品『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』が、1月31日(金)より全国公開。豪華キャストを招き、第81回ベネチア国際映画祭の最高賞<金獅子賞>を受賞した話題作だ。

このたび主演のティルダ・スウィントンが演じる女性マーサの姿を捉えた本編映像が解禁。併せて滝藤賢一や武田真一、山中瑶子ら著名人からの絶賛コメントも到着した。

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©El Deseo. Photo by Iglesias Más.

巨匠アルモドバルが人生の終わりと生きる喜びを描く

色鮮やかな映像とユーモアにあふれた作品で観客を魅了してきたペドロ・アルモドバル。アカデミー賞®外国語映画賞に輝いた『オール・アバウト・マイ・マザー』(99)、アカデミー賞®脚本賞を受賞した『トーク・トゥ・ハー』(02)をはじめ映画界に偉大な足跡を残し続ける名匠が贈る最新作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』は、病に侵され安楽死を望む女性と彼女に寄り添う親友の最期の数日間を描く。

ベネチア国際映画祭で金獅子賞の栄冠に輝き、およそ20分間の拍手喝采を浴びるなど史上最高の絶賛を受けた本作。75歳を越え円熟味を増したアルモドバルが独自の感性溢れるカラフルな世界観で、人生最期のかけがえのない数日間を描いた最高傑作が誕生した。

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©El Deseo. Photo by Iglesias Más.

出演は、ウェス・アンダーソン監督作品やジム・ジャームッシュ監督作品の常連として知られ、『フィクサー』(07)でアカデミー助演女優賞®に輝いたティルダ・スウィントンと、『アリスのままで』(14)でのアカデミー主演女優賞®に加え、世界三大映画祭すべてで女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。ふたりのオスカー女優が親友同士を演じ、繊細で美しい友情を体現する。監督の地元スペインの第39回ゴヤ賞では監督賞を含む10部門でのノミネートを果たした。

死をテーマに長年描き続けてきたペドロ・アルモドバルが新たな視点から描く、死をとおして生きることを見つめ直す珠玉の人生の物語――このたび解禁された本編映像は、そんな物語の一幕を切り取った重要なワンシーンだ。

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©El Deseo. Photo by Iglesias Más.

末期がんを患った女性とその親友、フランクな電話の“内容”とは?

小説家として活躍するイングリッドは、ある日疎遠になっていた親友マーサが末期がんを患ったことをきっかけに再会を果たす。会っていなかった時間を埋めるように語り合う日々を過ごすふたり。そしてマーサは安楽死を望んでいることを伝え、この世から旅立つ日に隣の部屋にいてほしいとイングリッドに申し出る。

安楽死を心に決め、自宅でつかの間の休息をとるマーサ(ティルダ・スウィントン)。ワイヤレスイヤホンを耳に、ご機嫌な様子で電話をかけた相手は友人のイングリッド(ジュリアン・ムーア)。死を受け入れたマーサは晴れやかな顔で終の棲家を見つけたことを報告するが、電話口のイングリッドは、二人のことを良く知るダミアン(ジョン・タトゥーロ)と顔を合わせ不安げな表情を浮かべる――。

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©El Deseo. Photo by Iglesias Más.

死をテーマとして描いている作品だが、映像から伝わるように重苦しい印象はまるでない。登場人物たちの衣装はカラフルで華やか、“終の棲家”の話題なのにワイヤレスイヤホンとハンズフリーというラフな格好で通話をする姿など、随所にアルモドバルならではのセンスとユーモアが散りばめられている。それらは“死=重厚なテーマ”というイメージを打ち消し、“死を意識することで今を大切に生きることができる”というポジティブなメッセージを伝える。

またこのシーンは、かつてティルダがワイヤレスイヤホンで通話をしながら喋り続けるという一人芝居を披露したアルモドバルの短編映画『ヒューマン・ボイス』も思い起こさせ、ファンの心をくすぐる一幕でもある。

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©El Deseo. Photo by Iglesias Más.

イングリッドは著作の中で「死を恐れている」ことを書くほど死に対して恐怖心を抱えており、戦場ジャーナリストとして世界中を飛び回り多くの死を目にしてきたマーサは自ら死を望む。死に対して根本的に異なる考えをもつふたりだが、果たして彼女たちの友情はどんなエンディングを迎えるのか? その答えは劇場で確かめよう。

次ページ:滝藤賢一や武田真一アナら絶賛コメント続々!
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