マッツ・ミケルセンが「母国の映画」の強みを語る!『愛を耕すひと』公開記念“間違いない”デンマーク映画4選

“物語力”がウリ!高評価&面白いと話題のデンマーク映画4選
『アナザーラウンド』(2021年公開)
2012年アカデミー外国語映画賞にノミネートされた『偽りなき者』のトマス・ヴィンターベア監督と主演マッツ・ミケルセンで再タッグを組んだコメディ。冴えない高校教師マーティンと同僚3人は、“血中アルコール濃度を一定に保つと、仕事の効率が良くなり、想像力がみなぎる”という理論を証明するため、実験を始めるが……。
第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されたほか、第78回ゴールデングローブ賞の最優秀外国語映画賞にノミネート、第93回アカデミー賞ではトマス・ヴィンターベアが監督賞にノミネートされたほか、見事、国際長編映画賞を受賞した。
監督:トマス・ヴィンターベア
出演:マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン、マグナス・ミラン、ラース・ランゼ、マリア・ボネヴィー

PrimeVideo『アナザーラウンド(字幕版)』©2020 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa Sweden AB, Topkapi Films B.V. & Zentropa Netherlands B.V.
『THE GUILTY/ギルティ』(2019年公開)
「電話からの声と音だけで、誘拐事件を解決する」というシンプルな設定ながらも、予測不可能な展開で観る者を圧倒させ、第34回サンダンス映画祭では、『search/サーチ』(NEXT部門)と並び、観客賞(ワールド・シネマ・ドラマ部門)を受賞。その後も第47回ロッテルダム国際映画祭 観客賞/ユース審査員賞、第44回シアトル国際映画祭 監督賞の受賞などに加え、世界中の映画祭で観客賞を総なめにした。第91回アカデミー賞®外国語映画賞 デンマーク代表にも選出された。
視覚情報がない中、劇中に溢れる様々な“音”の中から、犯人を見つけ出すことができるのか―。これはあなたの予想を遥かに超える、未だかつてない映画体験となる。
監督・脚本:グスタフ・モーラー
出演:ヤコブ・セーダーグレン
『FLEE フリー』(2022年公開)
第94回アカデミー賞にて、史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートの快挙を成し遂げた、デンマークほか合作によるドキュメンタリー映画。
英題である“FLEE”とは危険や災害、追跡者などから(安全な場所へ)逃げるという意味。主人公のアミンをはじめ周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作され、いまや世界中で大きなニュースになっているタリバンとアフガニスタンの恐ろしい現実や、祖国から逃れて生き延びるために奮闘する人々の過酷な日々、そして、ゲイであるのひとりの青年が、自分の未来を救うために過去のトラウマと向き合う物語を描く。
監督:ヨナス・ポヘール・ラスムセン
アニメーション監督:ケネス・ラデケア
『胸騒ぎ』(2024年公開)
第38回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されるや「今年最も不穏な映画」、「ミヒャエル・ハネケを彷彿とさせる」と、想像を絶する衝撃的な展開と不穏な作風が大きな話題になり、各国の映画祭を席巻。メガホンをとったのは、デンマークの新たなる鬼才クリスチャン・タフドルップ監督。脚本も手がけた本作で描くのは、ある善良な家族が過ごす悪夢のような週末――。そんな本作に『M3GAN/ミーガン』、『ゲット・アウト』など数々の大ヒットホラー映画を手がける米ブラムハウス・プロダクションズが惚れ込み、ジェームズ・マカヴォイ主演のリメイク版も日本を含む世界でスマッシュヒットした。
監督・脚本: クリスチャン・タフドルップ
出演:モルテン・ブリアン、スィセル・スィーム・コク、フェジャ・ファン・フェット、カリーナ・スムルダース
『愛を耕すひと』 2025年2月14日(金)より全国公開
孤独で寡黙な男が“家族”の存在で変化する姿に感涙
18世紀デンマーク。退役軍人のルドヴィ・ケーレン大尉は、貴族の称号を懸け、ひとり荒野の開拓に名乗りを上げる。しかし、それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルが、ありとあらゆる手段でケーレンを追い払おうと躍起になる。
襲い掛かる自然の脅威とデ・シンケルからの非道な仕打ちに抗いながら、彼のもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスとの出会いにより、ケーレンの頑なに閉ざした心に変化が芽生えてゆく……。

『愛を耕すひと』© 2023 ZENTROPA ENTERTAINMENTS4, ZENTROPA BERLIN GMBH and ZENTROPA SWEDEN AB
本作でマッツが演じるのは、母国デンマーク開拓史の英雄ケーレン大尉。“貴族の称号”を懸けてひとり荒野の開拓に挑んだケーレンは、自然の脅威と有力者からの非道な仕打ちに抗う中で、同じ孤独を抱えた女性たちと出逢い徐々に心を通わせていく。ケーレンのそんな人間らしい変化を、言葉ではなく繊細な表情で魅せるマッツに注目だ。

『愛を耕すひと』© 2023 ZENTROPA ENTERTAINMENTS4, ZENTROPA BERLIN GMBH and ZENTROPA SWEDEN AB
監督:ニコライ・アーセル
脚本:アナス・トマス・イェンセン、ニコライ・アーセル
原作:イダ・ジェッセン「The Captain and Ann Barbara(英題)」
出演:マッツ・ミケルセン、アマンダ・コリン、シモン・ベンネビヤーグ ほか
『愛を耕すひと』 は2025年2月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
マッツ・ミケルセン出演『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』はCS映画専門チャンネル ムービープラス「「ハリー・ポッター」シリーズ(8作品) イッキ観!」で2025年1月放送
マッツ・ミケルセン出演『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
CS映画専門チャンネル ムービープラス「「ハリー・ポッター」シリーズ(8作品) イッキ観!」で2025年1月放送