1972年の連載開始から50年以上の時を経てなお、全く色あせない「ベルサイユのばら」。この不朽の名作が、完全新作での劇場アニメ『ベルサイユのばら』として、1月31日(金)より公開される。このたび、メインキャラクターの1人“オスカル”の生き様が描かれた「激動のオスカルPV」が初披露。さらに、原作でも愛されるあの名脇役キャラクターを演じる豪華キャスト7名が一挙解禁となった。
少女漫画の金字塔が新作劇場版アニメとして蘇る
革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の代表作「ベルサイユのばら」は、1972年より「週刊マーガレット」(集英社)にて連載され、現在累計発行部数は2000万部を突破。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた漫画は、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化など、数々の方面で社会現象を巻き起こし、少女漫画界に金字塔を打ち立てた。
監督を務めるのは、『アオハライド』、『チア男子!!』の吉村愛、脚本は『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ、『君に届け』の金春智子。また、キャラクターデザインは『初恋モンスター』、『ぬらりひょんの孫』の岡真里子。音楽プロデューサーは『進撃の巨人』の澤野弘之。音楽は澤野と共にNHKドラマ『大奥』のKOHTA YAMAMOTO。そしてアニメ制作は『呪術廻戦』、『この世界の片隅に』などを手掛けるMAPPAが担当し、精鋭のスタッフが大集結。
キャストには、将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェを『ルパン三世』峰不二子役(三代目)、『「鬼滅の刃」遊郭編』堕姫(上弦の陸)役の沢城みゆきが、オーストリア出身のフランス王妃マリー・アントワネットをミュージカル『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役、ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』イサベラ役の平野綾が、オスカルの幼なじみの平民アンドレ・グランディエを『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ポップ役、『ユーリ!!! on ICE』勝生勇利役の豊永利行が、容姿端麗なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンを様々なミュージカルでも活躍し、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』マレウス・ドラコニア役の加藤和樹が担当。ほか、衛兵隊の一員で、オスカルも一目置くほどの剣の腕前を持つアラン・ド・ソワソンに武内駿輔、オスカルが近衛隊隊長を務めていたときに副官として従っていたフローリアン・ド・ジェローデルを江口拓也、パリの新聞記者でオスカルが市民の困窮を理解するきっかけを作った人物・ベルナール・シャトレを入野自由ら豪華実力派声優キャスト勢揃いで挑む。さらに、本作のために書き下ろされた絢香による主題歌「Versailles – ベルサイユ – 」が壮大な歌声とメロディで包み込み、宝塚歌劇がきっかけで『ベルサイユのばら』の大ファンになり、本作への参加も自ら立候補したという黒木瞳がナレーションに起用された。
「激動のオスカルPV」は、50年以上の時を経ても愛され続ける“永遠の憧れ”オスカルの熱き生き様が描かれている。絢香による主題歌「Versailles – ベルサイユ – 」にのせて、初解禁となる本編シーンも盛り込まれている。
オスカルは、将軍家の跡取り“息子”として女でありながら男として厳しく育てられながらも、「あの方を全力でお守りすることが私の使命だ」と14歳でオーストリアから嫁いできたマリー・アントワネットに仕える。しかし、暮らしに困窮するパリの街でのある事件をきっかけに、華やかな宮廷の裏に潜む市民の強い怒りを目の当たりにしたオスカルは、自らの進むべき道を深く考え、フランス革命という激動の渦中へと身を投じていくのだった。
そんなオスカルの人生に大きな影響を与えるのが、「私は王妃である前に一人の女です」と愛を胸に生きるアントワネット、身分違いの恋と知りながらも、オスカルに寄り添い続けた幼馴染のアンドレ、そして運命的な出会いを果たした容姿端麗なスウェーデンの伯爵フェルゼンの存在である。時代に翻弄されながらも、自らの信念を貫こうとするオスカルは、息子として生きることを求められてきたにも関わらず、突如女としてあることを求められ、「今さら女として生きろと…」「私の人生は一体何だったのだ」と葛藤する。その果てに「私は自らの心に従い、軍神マルスの子として生きましょう」と胸に誓い、革命の荒波へと飛び込んでいくオスカルを待つ運命とは—。「進め、情熱の命ずるままに」と表現されるオスカルの力強く、誇り高く、熱く美しい生き様に、今を生きる誰もが心揺さぶられることは間違いない。
“名脇役キャラクター”に豪華顔ぶれが勢揃い!
また、原作でも愛される名脇役キャラクターを演じる追加キャスト7名が解禁。フランス王室に嫁いできたアントワネットの教育係のノアイユ夫人役に、『うる星やつら』(81〜86)ラム役、『名探偵コナン』(18〜23)若狭留美役、『ONE PIECE』(18)マザー・カルメル役、『ブルー・ピリオド』(21)佐伯昌子役などの平野文。アントワネットがフランスにやってきた時の王でルイ16世の祖父であるルイ15世役に、『機動戦士Zガンダム』(85〜86)ヤザン・ゲーブル役、『ゴールデンカムイ』(18〜23)鶴見中尉役、『鬼滅の刃』シリーズ(19〜)鱗滝左近次役などの大塚芳忠。困窮するパリの街でオスカルと出会うロザリー役に、『映画 聲の形』(16)西宮硝子役、『賭ケグルイ』(17〜19)蛇喰夢子役、『鬼滅の刃』シリーズ(19〜)胡蝶しのぶ役、『SPY×FAMILY』(22〜23)ヨル・フォージャー役などの早見沙織。フランス衛兵隊でオスカルの副官となるダグー大佐役に、『リストランテ・パラディーゾ』(09)サント・クラウディオ・パラディーゾ役、『俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜』(24)クレイス王役などの山野井仁。フランス衛兵隊に異動したオスカルの上官のブイエ将軍役に、『ONE PIECE』(03〜)マーシャル・D・ティーチ/黒ひげ役、『Fate/Zero』(11〜12)ライダー役、『僕のヒーローアカデミア』(16〜)オール・フォー・ワン役などの大塚明夫。心優しいオスカルの母ジャルジェ夫人役に、『ルパン三世 カリオストロの城』(79)クラリス・ド・カリオストロ役、『風の谷のナウシカ』(84)ナウシカ役、『それいけ!アンパンマン』(88〜)しょくぱんまん役などの島本須美。フランス革命における中心人物の1人ロベスピエール役に、『黒子のバスケ』(12〜15)黒子テツヤ役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(18〜19)ジョルノ・ジョバァーナ役、『アイドリッシュセブン』(18〜)七瀬陸役などの小野賢章。
一度は聞いたことのあるあの声を担当する大御所声優や人気声優たちが、不朽の名作『ベルサイユのばら』の劇場アニメに参加。完全新作で描かれる物語のなか、各キャラクターは一体どのシーンで登場するのか、本編の隅々まで大注目だ。
劇場アニメ『ベルサイユのばら』は1月31日(金)より全国ロードショー