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安心のリーアム・ニーソン主演アクション『ブラックライト』
ご存知リーアム・ニーソン主演の『ブラックライト』は、FBIの“影の凄腕フィクサー”が当局の極秘プログラムを巡る陰謀に巻き込まれていく犯罪アクション。オーストラリア資本で米国では2022年、日本では2023年に劇場公開された。
現在72歳のリーアムは還暦手前に主演した『96時間』(2008年)の大ヒットを機にアクション俳優に転向。以後は同作の続編のほか様々な作品でファンを魅了してきたが、体力の限界を理由に何度もアクション引退をほのめかしている。
そんなリーアム、アクション出演時には「実はヤバい過去と人外レベルの制圧スキルを持つおじさん」というキャラ設定がお約束となりつつあるが、なかでも『ブラックライト』は元FBI、しかも“影の凄腕フィクサー”というざっくりにもほどがある設定で、これまでさんざんひねり出してきた「なんかスゴそうな裏キャリア」もネタが尽きたかと思わせた。
ところがどっこい本作はヒネリのある設定によって馴染みのリーアム節にひと味違うスリルが生まれていて、多くのファンをほどよく満足させる仕上がりに。とはいえリーアム・アクション門外漢には微妙だったようで、某辛口レビューサイトでは批評家スコア12%に対し観客スコアが82%という、あまり見たことがない凄まじいギャップまで生じている。
そんなこんなで興味深い見どころだらけの『ブラックライト』だが、じつは今週のNetflixグローバル視聴ランキングでいきなり初登場5位にランクイン。非オリジナル作品が配信されると「なぜ今!?」という結果がちょいちょい見受けられるネトフリランキングだが、本作が世界で約800万再生された理由は何なのだろうか?
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