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「2000年代のインターネット文化」を思い出す?地味にエモいセキュリティ・サスペンス『ファイヤーウォール』

「2000年代のインターネット文化」を思い出す?地味にエモいセキュリティ・サスペンス『ファイヤーウォール』
『ファイヤーウォール』© Warner Bros. Entertainment Inc.
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ブレイク前のポール・ベタニー出演! なラッキーイケメン映画

フォードが演じるのは、大手銀行の最高幹部でコンピュータ・セキュリティのスペシャリストでもあるジャック。彼が設計した盗難防止システムは業界屈指の防衛力を誇る。だが妻子を強盗グループに監禁され、自らそのシステムを破って大金を奪うよう脅迫されてしまい……。

本作は敵の強盗グループを率いるのがポール・ベタニーという隠れイケメン映画でもあり、その一味にはニコライ・コスター=ワルドーもいるという“イケメン×2”ラッキー映画であることを忘れてはならない。正直フォードおじいちゃんの頑張りだけでは何か一味足りないところ、このスッキリしゃんとした強盗団のおかげでぐんぐん箸が進む。

すでにフォードが高齢であることとは関係なく、バタバタ時の演出がちょいちょい野暮ったいものの、逆に言えば非常にわかりやすい仕様でもある。遠隔指示に従わされるフォードと冷酷なベタニー、人質となった家族や一枚岩ではない強盗団などのハラハラ要素が必要以上に絡み合うことはなく、最後までスッキリ分かりやすい。

またロバート・パトリックや、T-1000ことロバート・フォスター、さらにアラン・アーキンらベテラン勢も端役ながら濃厚な存在感でインパクトを残す。なかでも地味に重要なキャラが『24 -TWENTY FOUR-』シリーズのメアリー・リン・ライスカブ演じるジャネットで、彼女がいなければ物語が成立しないレベルの活躍を見せてくれる。

『ファイヤーウォール』はCS映画専門チャンネル ムービープラス「特集:24時間 ノンストップ・サスペンス!」で2025年1月放送

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