世界を変えた無頼・蓮田兵衛の運命的な絆を結ぶ“師弟”と“宿敵”『室町無頼』新ビジュアル&特別映像

世界を変えた無頼・蓮田兵衛の運命的な絆を結ぶ“師弟”と“宿敵”『室町無頼』新ビジュアル&特別映像
© 2016 垣根涼介/新潮社 ©2025「室町無頼」製作委員会

時は室町、“応仁の乱”前夜の京———。大飢饉と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。そんな混沌の世の中に風の如く現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた…。蓮田兵衛、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男。彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描いた『室町無頼』が、1月17日(金)より公開される。(IMAXは1月10日より先行公開)このたび、兵衛と才蔵の関係性を表す“師弟の絆”と兵衛と道賢の関係性を表す“宿敵の絆”、2バージョンの新ビジュアルと特別映像が解禁となった。

この男から戦国時代は始まった

己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、<歴史書にただ一度名を残す男>主人公・蓮田兵衛を演じるのは、今や国民的スターとなった大泉洋。周囲を惹きつける吸引力を持つキャラクターは、まさに彼のハマり役。さらに剣の達人役として本格的な殺陣・アクションに初挑戦するなど、50歳を迎えた大泉が兵衛というキャラクターにエネルギッシュに命を吹き込み、“大泉史上最高にカッコいい男”を演じきっている。

兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に抜擢されたのは、なにわ男子の長尾謙杜。その才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明、民を虐げ、贅沢にふける有力大名・名和好臣には北村一輝、高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女・芳王子役に松本若菜がそれぞれ演じている。そして300人もの荒くれ者を抱え、幕府から今日の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領・骨皮道賢に扮するのは堤真一。兵衛とは悪友であり、宿敵ともなっていく複雑な関係性を見事に表現している。

原作は昨年、「極楽征夷大将軍」で直木賞を受賞した垣根涼介の「室町無頼」(新潮文庫刊)。監督を務めるのは、『22年目の告白―私が殺人犯です—』や『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『あんのこと』など、濃密な人間ドラマをエンタメに昇華させてきた入江悠。憧れだったという京都で撮影に飛び込み、伝統ある京都撮影所の職人たちと共に、新時代の本格アクション時代劇を完成させた。

©2025『室町無頼』製作委員会

世界を変えた無頼・蓮田兵衛の運命的な絆を結ぶ“師弟”と“宿敵”

“師弟の絆”バージョンは、本作の主人公・蓮田兵衛と、弟子となる才蔵をフィーチャー。特別映像では、才蔵を演じた長尾謙杜がナレーションも務めている。

没落した武士の家に生まれ、生きていくために暴利を貪る金貸しの用心棒をしていた才蔵が兵衛と出会い、最初は反発するものの、「誰よりも強く、優しい」兵衛に尊敬の念を抱き、命を懸けても兵衛を守るために厳しい修行に挑む姿が映し出されている。人生に絶望し、自暴自棄だった才蔵が、修行を経て逞しく成長した表情に胸が熱くなる映像となっている。ビジュアルは大空を背景に、天下の未来を見据えているかのような二人が印象的だ。

© 2016 垣根涼介/新潮社 ©2025「室町無頼」製作委員会

もう一つの“宿敵の絆”バージョンは、兵衛の腐れ縁の悪友であり、最大の敵として立ちはだかる骨皮道賢との関係がテーマとなっており、“悪友”として酒を酌み交わす兵衛と道賢、そして“宿敵”として睨み合う二人が並んだ、まさに生涯の好敵手同士を表したビジュアルとなっている。

特別映像では、蓮田兵衛とともに、歴史に名を残す実在の人物である骨皮道賢が、いかに兵衛と道を違え、日本の歴史を変える運命の戦いの中で対立していくのかを鮮烈に描き出している。「ふたりは志を共にした友だった。だが、選んだ道が違った」。その言葉が示す通り、一揆の頭目と幕府の洛中警護役、混沌の世をそれぞれの立場で生き抜こうとする2人の関係性が伝わってくる映像となっている。

© 2016 垣根涼介/新潮社 ©2025「室町無頼」製作委員会

『室町無頼』は1月17日(金)より全国公開

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