アカデミー賞受賞俳優ケイシー・アフレック主演、ビル・ポーラッド監督の最新作『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』が、2025年1月31日(金)より公開される。このたび、本作の見どころとなる歌唱シーンが解禁となった。
1枚のアルバムが紡ぐ、心揺さぶる実話
1970年代、アメリカの田舎町で音楽に目覚めた10代の兄弟が辿る驚くべき実話を描いた本作。劇中には、本作のモデルである兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が当時制作した数々の楽曲が登場。青年期のドニーを演じたノア・ジュプの歌声に乗せて、作品をエモーショナルに彩る。
青年期のドニー役ノア・ジュプは、『ナチス第三の男』(17)で映画デビュー。同年のジョージ・クルーニー監督作『サバービコン 仮面を被った街』ではマット・デイモン演じる主人公の息子を演じ注目を集めた。その他の主な出演作に、『ワンダー 君は太陽』(17)、『クワイエット・プレイス』(18)、『フォード vs フェラーリ』(19)、ルーカス・ヘッジズ演じるオーティスの子供時代を演じた『ハニーボーイ』(19)など、今引っ張りだこの若手俳優だ。
年代・ジャンル問わずに音楽を聴くというノアは、「脚本を読みながら、ドニー&ジョー・エマーソンの楽曲を聴いていたら、突然、彼らを知っていたことに気付いた。何年も前からいくつかの曲を聴いていたのに、点と線が結びつかなかったんだ。彼らの音楽は素晴らしくて、16歳と18歳の時に作ったというのは本当に凄いこと。脚本には夢中になっていたけど、彼らの音楽と物語が線として浮かび上がってきたんだ」と、音楽映画の名手ビル・ポーラッド監督による脚本と共に、音楽にも魅了されたと明かしている。
青年期のドニーを演じたノア・ジュプの歌声に聴き惚れる
本編映像は、ティーンエイジャーが集うパーティー “春の大騒ぎ(スプリング・フリング)”でドニーが自ら作った“オリジナル楽曲”を演奏するシーン。10代だからこそ書き上げられたセンチメンタルな歌詞に乗せて奏でられるのは、実際に「ドニー&ジョー・エマーソン」のアルバム「Dreamin’Wild」にも収録されている「Thoughts In My Mind」という一曲。兄ジョーのドラムが刻むゆったりとしたリズムにあわせ、歌い上げるドニー。目の前にいる可愛らしい女の子に目配せをしながらも、胸に響く歌声で会場を賑わせる姿が切り取られた、青春時代の貴重な歌唱シーンとなっている。
『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は2025年1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開