“あの角笛”が響き渡り、〈伝説の戦い〉が幕を開ける!
『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』の舞台は、実写映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(02)から遡ること200年前の騎士の国ローハン。セオデン王の先祖に当たるエオルの血統を継ぐヘルム王が統率する時代が描かれている。今回到着したのは、「二つの塔」のサルマン軍とローハン軍が戦う角笛城の合戦シーンを交えた特別映像だ。
映像の冒頭では、絶望していたセオデン王が、栄光ある死のため、ローハン・民のために反撃する名場面が収められている。“槌手王ヘルムの角笛が峡谷に響きわたる! 今を最後として”と、セオデン王の名言に刻まれているように、200年後のローハンで“ヘルム王”の歴史が存在していることが伺える。
ちなみに、角笛城の城内へ入る入口階段右手に立っている石像はヘルム王。その手にはハンマーが握られ、伝説として語り継がれているにふさわしい出で立ちだ。角笛城での戦いや“ヘルム峡谷”の由来が明かされ、「二つの塔」との繋がりが色濃く描かれている。
「ヘルムには“子供たち”という弱点があります」
ヘルム王は、偉大な強さを持つ厳格な男として描かれている。長身でたくましく、槌のような腕力を持つ一方、子供たちの存在は彼の最大の強みでありながら、同時に弱みでもあるという複雑な父親の側面を持つ。
脚本を担当したフィービー・ギッティンズは、ヘルム王の人物像をさらに掘り下げ、「ヘルムには子供たちという弱点があります。彼がすることはいつも子供たち、特にヘラを気遣ってのことです。ヘルムの人生の旅路において、ひいては父親として重要なことは、いつもヘラを守ってやれるわけではないと気づくことです。彼は一歩引いて娘の力を信じ、彼女自身に自分で選択できるようにさせることを学ばなければなりません」と解説する。
激しく荒々しいエネルギーの持ち主で統治者としての役割を果たしつつも、同時に愛情深い父親でもあるという、多面的な人物像であるヘルム王だが、それは実写映画のローハンでも描かれていたセオデン王と姪のエオウィンの関係性にも通ずる。この複雑な人物像を持つヘルム王と彼の娘ヘラの関係性の変化、そして父と娘の絆が物語の重要な鍵となっている。
“あの指輪”をめぐる壮大な冒険へと繋がる、200年前の〈伝説の戦い〉が描かれる『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』は2024年12月27日(金)より全国劇場公開(日本語吹替版/字幕版同時公開 ※一部劇場除く<Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/4DX/MX4D/IMAX®>)。
『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』
2024年12月27日(金)より全国劇場公開(日本語吹替版/字幕版同時公開 ※一部劇場除く<Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/4DX/MX4D/IMAX®>)