キングオブコント優勝の経歴を持つ空気階段・水川かたまりが映画初主演に大抜擢。『メランコリック』にて長編映画デビューを果たし国内外で数々の賞を受賞した気鋭監督・田中征爾がメガホンを取った、完全オリジナルストーリー映画『死に損なった男』が、2025年2月21日(金)より公開される。このたび、“死に損なった男”が巡る予測不能な運命を映す本予告が解禁となった。
空気階段・水川かたまり映画初主演!
構成作家・関谷一平は、お笑いの道に憧れ、夢が叶った半ば、殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた。駅のホームから飛び降りることを決意するが、隣の駅で人身事故が発生。タイミング悪く死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、とんでもない依頼をする。「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」男を殺すまで取り憑くという幽霊の脅迫に、一平がとった選択とは?死に損なった男が辿る数奇な運命とは—。
主人公・関谷一平役に抜擢されたのは、お笑いコンビ空気階段の水川かたまり。2012年に空気階段を結成し、2021年「キングオブコント」で優勝経歴を持つ。2017年から放送しているTBSラジオ「空気階段の踊り場」に出演中のほか、2022年にはドラマ「君のことだけ見ていたい」の脚本を手掛け、「妻、小学生になる。」(22)や「罠の戦争」(23)など数々のドラマにも出演し幅広く活躍中。監督は、2019年長編映画デビュー作『メランコリック』が国内外の映画祭で絶賛され、衝撃のデビューを果たした田中征爾が務める。天才×天才の化学反応に、映画ファンならずとも期待が高まる。
「憑いてる?ついてない?いや、ツイてる?」
映像は、夜のホームに佇む主人公・関谷一平(水川かたまり)が、先に起きた人身事故により“死に損なってしまった”矢先、突然その人身事故によって命を落とした“オッサンの幽霊”森口友宏(正名僕蔵)が目の前に現れ、「え!なに!?」と慌てふためく場面から始まる。
自分のおかげで命が助かった一平に憤りを感じ「いいかげんにしろ!この野郎!」と詰め寄る友宏に対し、落ち着きを取り戻した一平は「誰ですか?」と投げかけるが、即座に「お前が誰だ」とテンポよく返されるまるでコントのようなシーンも。友宏から愛する娘・綾(唐田えりか)の元夫・若松克敏(喜矢武豊)の殺害を依頼され、「できなければ、お前に張り付いてやる!」と脅しまで受け嫌々依頼を受諾した一平は早速若松への接触を試みるが、片手で軽く押し返されてしまう。
「少し鍛えた方がいい」と友宏にアドバイスをされ自身が構成作家として働く芸人事務所の面々の協力のもとアクションの練習に励む姿も垣間見える。何もかもうまくいかなかった一平にさらなる試練が…と思いきや、元国語教師であった友宏にネタ作りの手助けを受けた途端、客席からは笑いの声が溢れ、綾にも「すごっ」と褒められるまさかの展開に。「憑いてる?ついてない?いや、ツイてる?」と友宏が“憑いた”おかげで人生がだんだんと好転していく様子が映し出されていく。
同僚の竹下希(堀未央奈)にも「いきなり死んじゃったりしたら…」と心配される中、意を決しナイフを手に取り友宏の依頼に挑む一平を待ち受ける運命とは?予測不能な結末に期待が膨らむ予告となっている。
『死に損なった男』は2025年2月21日(金)より全国公開