爆風スランプ不朽の名曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』が、神尾楓珠・桜田ひよりを主演に迎え、2025年2月7日(金)より公開される。このたび、本作で描かれる令和と平成、ふたつの時代の恋を繋ぐ名曲「大きな玉ねぎの下で」の“生みの親”爆風スランプより、サンプラザ中野くんの出演が決定した。
今もなお歌い継がれる名曲「大きな玉ねぎの下で」
今年でデビュー40周年を迎えた人気ロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした、「大きな玉ねぎの下で」。楽曲、映画のタイトルにもある“大きな玉ねぎ”とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠を指している。ペンフレンドの文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様が心地よいバラードソングとなり、数多くの人の心を震わせてきた。のちに「大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い」とリメイクされ、15枚目のシングルとしても発売。発売当時から瞬く間に話題となり、2000年代に入っても多くのアーティストがカバーし、今もなお歌い継がれている。
「映画のヒットに貢献できればと思い、出演しました」
1984年のデビューから今年で40周年を迎えたロックバンド・爆風スランプ。パワフルかつユニークなパフォーマンスで人気を博し、デビューわずか1年余りで「日本武道館」ワンマンライブを成功させると、1988年にはNHK紅白歌合戦への出場も果たした。その後も数々のヒット曲を世の中に送り出し、活動休止期間を挟みつつも、今年2024年に本格的に活動再開。新曲リリースやライブツアー開催、40周年記念ベストアルバムの発売などで、再びファンを熱狂の渦に巻き込んでいる。
そしてこの冬、長きに渡って音楽シーンを盛り上げてきた彼らの数ある名曲の1つ、「大きな玉ねぎの下で」からインスパイアされた実写映画『大きな玉ねぎの下で』が公開される。本楽曲の制作について、ボーカルのサンプラザ中野くんは、「デビューして間もない頃に、『来年の武道館を押さえたから満員にしてくれ!』と突然頼まれまして(笑)さすがに厳しいよなと思い、空席に“ドラマ“を作って、それを歌にしてしまえば、“あの空席にもそういうストーリーが本当にあるのかも”とお客さんも思ってくれるんじゃないかと考えて、作り上げました」と意外な誕生秘話を披露。そして、楽曲のタイトルにもなった「大きな玉ねぎ」というキャッチーなフレーズについては、「初めて日本武道館を見た時に、僕が『大きな玉ねぎが乗ってるね!』と言ったら大ウケして、これは使えるワードだなと」と当時を回顧しながら、「いただいたメロディーのサビが“大きな玉ねぎの下で”にピッタリだなと感じたんです。その後徐々に曲を書き上げていく内に、これは良い曲になるかもしれないと思い、最終的にはそういった方向性で作り上げました」と貴重なエピソードを明かした。
映画化についても、「自分自身の中でも大切にしている一曲を映画化してもらえるのは、本当に嬉しいこと」と喜びを滲ませるサンプラザ中野くんだが、なんと自身が映画に出演していることも明らかに。当初は出演に対し躊躇いもあったというサンプラザ中野くんだが、「『(出演することで)映画のヒットにより貢献できるんじゃないですか』と言っていただけまして。自分の感情はさておき、それが何より重要だなと思い、出演させていただきました」とオファーを承諾した理由についても告白。果たしてサンプラザ中野くんは、本作にどのような形で登場するのか?
『大きな玉ねぎの下で』は2025年2月7日(金)より全国ロードショー