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「違和感を察知する能力」が生死を分ける?演者が解説する『スピーク・ノー・イーブル』の“ガチ教訓”とは

「違和感を察知する能力」が生死を分ける?演者が解説する『スピーク・ノー・イーブル』の“ガチ教訓”とは
『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』©2024 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
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マカヴォイ「ゲーム開始の合図。最悪の展開だ」

特別映像の冒頭、いきなり「旅先での出会いは危険かも」と語りはじめるデイヴィス。しかし映像では旅行先で両ファミリーが楽しい時間を過ごす様子が映し出され、マカヴォイは「パディは家族と田舎暮らしをしてる。ベン一家をイギリスの自宅に招くんだ」と、ごく普通の交流かのように解説する。

ベン一家はその招待を受け、人里離れた田舎でパトリック一家と過ごすことに。しかし、ルイーズ(デイヴィス)がベジタリアンであるのにもかかわらず、パトリック(マカヴォイ)にムリヤリ肉を食べさせられるなど、そのおもてなしの端々に「おかしい」と思わせる兆しが……。

『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』©2024 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

こうした行為に対し、ルイーズは敏感に居心地の悪さを感じ取ってしまう。演じるデイヴィスが「彼女は危険を察知して、本能的な反応を見せる」と説明する通り、次第にパトリック家が安全でないと察した彼女は、家族を守るために行動を起こす。しかし、マカヴォイが「ゲーム開始の合図だ。ベン一家には最悪な展開だ」と語るように、後半では事態が急変。さらなる“衝撃の展開”が待ち受けている。

『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』©2024 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

映像では、夫と娘のためにパトリックと命がけで戦うルイーズの姿が次々と映し出される。「教訓は“自分の直感を信じろ”ね」というデイヴィスの言葉が示すように、些細な違和感が命取りになり得る危険を予感させ、自分の直感を信じることの大切さを鮮烈に訴えかけている。

この緊迫感溢れる映像は、事態が不穏な方向へと進む様子を圧倒的な緊張感で描き出し、観客に強烈な印象と警鐘を与える内容となっている。

主演女優が「直感を信じること」の重要性を警告する理由とは?

さらにデイヴィスは本作の魅力について、「たとえ本当に危険が迫っている状況でも、私たちはどのようにして本能を無視してしまうのかを検証している点」だと語る。

自分とは違うタイプの人と出会って、心のどこかで“逃げろ”と言っているような気がしたら、あなたならどうする? 自分の直感は正しく、危険から身を守ってくれると信じる? それとも、馬鹿げていると本能を疑い、ただの偏見かと悩む? 失礼だと自分に言い聞かせ、共感しようと努力する?

デイヴィスがこう問いかけるように、本作中では微妙な社会的疑問が巧みに提起されている。そして直感を信じることによって危険から身を守る意義を探求し、それをドラマチックに演出することで、さらに上質なスリラー映画に昇華してみせた。

『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』©2024 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

日常的な社交の裏に潜む危険と、自分の直感を信じることの重要性を鋭く描き出す本作。最悪な“おもてなし”が引き起こす、ただならぬ緊張感と予想もつかない衝撃の展開を、ぜひ劇場の大スクリーンで体感しよう。

『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』 は全国公開中

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