ジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・製作・主演を務め、「第40回サンダンス映画祭」でウォルド・ソルト脚本賞を受賞した映画『リアル・ペイン〜心の旅〜』が、2025年1月31日(金)より公開される。このたび、神がかり的演技が絶賛されるキーラン・カルキン演じるベンジーを捉えた新画像が解禁となった。
本作は、「第82回ゴールデングローブ賞」にて、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、脚本賞(ジェシー・アイゼンバーグ)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門:ジェシー・アイゼンバーグ)、助演男優賞(キーラン・カルキン)の4部門でノミネート。
監督・脚本・製作・主演ジェシー・アイゼンバーグ
本作は、「第40回サンダンス映画祭」でお披露目されて以降、絶賛の声が世界中に拡散。北米での公開スタート時には週末3日間で興行収入24万ドルを達成し(DEADLINE誌調べ)、2024年度公開作品中TOP3に入る6万ドルの館アベレージを叩き出す特大ヒットを記録。その後の拡大公開でも勢いは止まらず、公開3週目にしてランキングを大きく更新、第9位にジャンプアップする快挙を成し遂げ、アメリカの批評サイト「Rotten Tomatoes」でも95%fresh(12/11時点)という高評価をキープし続ける全米大ヒットを記録している。
そんな本作で監督、脚本、製作を務め、さらに主人公デヴィッドを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』で俳優としてブレイク、『僕らの世界が交わるまで』で満を持しての監督デビューを果たし、世界で高評価を浴びたジェシー・アイゼンバーグ。W主演として、デヴィッドの従兄弟であるベンジー役を「メディア王〜華麗なる一族〜」でゴールデングローブ賞、エミー賞をW受賞したキーラン・カルキンが演じ、本作でも神がかり的演技を見せ、アカデミー賞ノミネートにも期待がかかる名演を披露している。その他、ウィル・シャープ、ジェニファー・グレイら、新旧注目の共演陣が脇を固め、前作に引き続きエマ・ストーンがプロデューサーとしても名を連ねる、新世代の心揺さぶるロードムービーが誕生した。
キーラン・カルキンの神がかり的演技に絶賛の嵐!
本作は、かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠になってしまった従兄弟のデヴィッドとベンジーが数年ぶりに再会、亡くなった最愛の祖母を偲ぶため、彼女の故郷ポーランドを旅する姿を紡いだロードムービーだ。ポーランドのツアー旅行に参加し、様々な地を巡りながら、旅行の目的地であるマイダネク(ナチス・ドイツが設置した強制収容所の一つ。現在は跡地として見学が可能)へ向かう道中、家族のルーツやそれぞれの人生の葛藤と向き合うデヴィッドとベンジーの姿が、ときにユーモラスに、ときに心を揺さぶりながら描かれていく。
場面写真は、ツアーの最中、様々な表情を見せるキーラン・カルキン演じるベンジーの姿を中心に捉えたものとなっており、ツアースタートとなるホテルのロビーでデヴィッドと共にソファに腰掛けるシーンや、観る者の心に何かを訴えかけるような真剣な眼差しで前を向く姿が切り取られている他、列車の中で寝過ごしてしまった駅のホームを疾走するコミカルな一幕を切り取った画像も届いている。
キーランが演じるベンジーは、情熱的でチャーミング、自由奔放で人を魅了するが、どこか危うさを合わせ持ち、アンバランスな一面も垣間見える複雑なキャラクター。難しい役どころでもあるが、キーランはそんな難役を見事に体現し、「カルキンは絶品!イライラさせられると同時に、限りなくチャーミング!!(Polygon)」「カルキンとアイゼンバーグは史上最高のコンビだ!(Entertainment Weekly)」といった絶賛評が世界中から集まっている。
実は当初、自分自身がベンジー役を演じるつもりだったというアイゼンバーグも、「ベンジーがこの映画の本当の主役なんだ。キーランの素晴らしさのおかげで、ありがたいことに、観客は(映画を)観続けて(物語を)解き明かそうとするんだ。」と語っており、キーランの演技を絶賛。
昨年、TVシリーズ「メディア王 〜華麗なる⼀族〜」のローマン・ロイ役で、「第81回ゴールデングローブ賞」「第75回プライムタイム・エミー賞」の主演男優賞をW受賞したキーランだが、本作での神がかり的演技に、2年連続のゴールデングローブ賞受賞や、アカデミー賞ノミネートにも大きな期待が寄せられている。
しかし、当のカルキンはというと、本作の撮影直前に「メディア王 ~華麗なる一族~」の第4シーズン・最終シーズンを終えたばかりだったそうで「この映画の出演を断念するために全力を尽くした」と主張するほど、本作への出演を渋っていたとか。しかし、アイゼンバーグが手掛けた脚本を読んでその考えが一転。「完璧だった。僕は何もする必要がなかった」「深く考えたくないと思うほど、出来る。と思った。こんなことはめったにないんだ」とすっかり脚本に魅了されたこと明かしている。
ベンジーというキャラクターについても、「彼はとてもカリスマ性があり、愛すべき存在だけど、同時に嫌われる存在でもある。僕の人生にもこういう人がいたんだ」と分析しており、まさにハマり役と言える名演をスクリーンに刻み込んだ。
『リアル・ペイン〜心の旅〜』は2025年1月31日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー