オースティン・バトラー、ジョディ・カマー、トム・ハーディらハリウッドの豪華スター陣が初共演を果たし、ジェフ・ニコルズ(『テイク・シェルター』『ラビング 愛という名前のふたり』)が監督・脚本を務めた映画『ザ・バイクライダーズ』が、現在劇場公開中だ。このたび、主演オースティン・バトラーと、生粋のバイク好きとして知られるノーマン・リーダスが、溢れ出るバイク愛と共に、劇中に登場するヴィンテージバイクとその裏話を紹介する特別映像が解禁となった。
ハリウッドの豪華スター陣初共演!
本作は、アメリカの写真家ダニー・ライオンが、60年代シカゴに実在したバイク集団「Outlaws Motorcycle Club (アウトローズ・モータサイクル・クラブ)」の日常を描写した1st写真集「The Bikeriders」(1968年初版)にインスパイアされている。
キャストにも豪華な顔ぶれが続々。ヴァンダルズで異彩を放つ存在ベニーには『エルヴィス』(22)、『デューン 砂の惑星 PART2』(24)などのオースティン・バトラー。本作のストーリーテラーで、ベニーのパートナーでもあるキャシーを演じたのは『最後の決闘裁判』(21)のジョディ・カマー。ヴァンダルズのカリスマ的リーダーのジョニーにはトム・ハーディ。ヴァンダルズのメンバー・ジプコには『ブレット・トレイン』(22)で知られるマイケル・シャノン、ヴァンダルズを取材する写真家ダニーには『チャレンジャーズ』(24)、『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)のマイク・フェイスト、放浪のバイカー・ソニーには「ウォーキング・デッド」シリーズのノーマン・リーダスなど個性派たちが顔を揃えた。
バイクを愛するアウトローたちにとって唯一の居場所(クラブ)が、誰も予想できない形へ変貌していく。60年代アメリカを舞台に、インタビュー形式で綴られる伝説的モーターサイクルクラブの栄枯盛衰——バイク映画の歴史に名を刻むクールな1作がここに誕生した。
「俺のは魔改造だ」バイク愛が止まらない!
映像は、孤高のバイク乗り・ベニーを演じるオースティン・バトラーと、放浪のバイク乗り・ソニーを演じるノーマン・リーダスが、撮影のために40台以上のヴィンテージバイクを集めたというスタントコーディネーター、ジェフ・ミルバーンとともに劇中に登場するバイクとその裏話を紹介するもの。
乗り手によってそれぞれ違った個性を持つヴィンテージバイク。幼少期からバイクに親しんでいたオースティン・バトラーだが、それでも「簡単に止まれない」「それぞれ個性があるから慣れるしかない」と、ヴィンテージバイクを乗りこなすために相当の訓練を受けたと語る。一方、ゲストとともにバイクでさまざまな目的地を旅するテレビドキュメンタリーシリーズ「Ride With Norman Reedus」では出演、進行、製作を務めるほど生粋のバイクマニアとして知られるノーマン・リーダスも、本作でソニーが乗るバイクは、“変わり者“が乗るバイクらしく「魔改造(本来あり得ないような無茶な改造を行うこと)」と呼ぶほど、さまざまな改造を施したことを明かす。
そのほか、ノーマン・リーダスがスーサイド・シフトと呼ばれるほど危険なシフトを、度数の合ってない他人のサングラスをつけて疾走したことや、撮影用の借り物のバイクで「一度転んだ」「少し壊した」とオースティン・バトラーが告白、ノーマン・リーダスから「正直に言わなくていいのに」といたずらっ子のように答えるシーンも。オースティン・バトラーとノーマン・リーダスのバイクへの愛情が溢れ出てくるような映像となっている。
『ザ・バイクライダーズ』は全国公開中