ディズニー・アニメーション・スタジオが手掛ける最新作として、「第89回アカデミー賞」「第74回ゴールデングローブ賞」など数々の映画賞にノミネートされた『モアナと伝説の海』の続編となる『モアナと伝説の海2』が、12月6日(金)より公開される。このたび、大人へと成長したモアナと相棒のマウイと一緒に冒険に出る新たな仲間たち、モニ、ロト、ケレ、そしてモアナが旅の途中で出会う謎の女性マタンギ役の日本版声優が発表された。また、本作のオープニングを飾る新しい楽曲「帰ってきた、本当のわたしに」を歌う特別映像とキャラクターポスターが解禁となった。
風と海の守り神・マウイや新たな仲間と壮大な冒険へ!
前作で「第89回アカデミー賞」と「第74回ゴールデングローブ賞」の歌曲賞にWノミネートされ、世界中を感動の渦に包み込んだ珠玉の名曲「どこまでも ~How Far I’ll Go~」に続く、モアナの心情を歌ったソロ曲で本作の鍵を握る楽曲が「ビヨンド ~越えてゆこう~」だ。この楽曲は、大人へと成長したモアナが二度と大切な人たちのもとへ戻れないかもしない危険が待つ航海へ出ることへの葛藤と迷い、そして自分を信じて新たな運命に漕ぎ出す決意が込められている。大人になったモアナの心情の変化がエモーショナルに綴られた新たな名曲が誕生した。
前作の壮大な冒険から3年、少し大人へと成長したモアナは、愛する家族や島の仲間たちとともに幸せに暮らしながら、今はまだ見ぬ海のどこかにいる“仲間”を探していたが、他の島で暮らす人はいっこうに見つけられていなかった—。そんなある日、人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知ったモアナ。美しい海とこの世界に危機が訪れている事を知った彼女は<すべての海をつなぐ1000年にひとりの“導く者”>として、広い海を分断する呪いを解き、再び世界をひとつにするため“生きては帰れないかもしれない”ほど危険に満ちた海の果てへ向かう冒険に旅立つのだった。
モアナを取り巻く重要キャラクターの日本版声優発表!
本作でモアナと一緒に冒険に出るのは、前作にも登場した風と海をつかさどる半神半人の英雄でモアナの相棒マウイ、元気いっぱいだけどちょっと怖がりなブタのプアやいつも神出鬼没で予測不可能なニワトリのヘイヘイだけではない。モアナとマウイが大好きな伝説オタクの青年モニ、天才肌の頼れる船大工の少女ロト、植物を愛する料理担当の老人ケレという新たな仲間が加わり、冒険を支える仲間たちとの友情や絆を通してさらに成長していくモアナにとって重要なキャラクターたちだ。
現在放送中のドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」の出演をはじめ、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」で主演ロミオ役を演じるなど数々のドラマ・ミュージカル作品に出演する小関裕太が担当するのは、英雄として語られるマウイとモアナを“推し”のように大好きな青年で、島の歴史や神話にくわしく鋭い観察眼を持っておりモアナにとって頼もしい存在となる青年モニ。モニ役に決まった時の心境について、「信じられなかったです。オーディションを受けた時、キャラクターを掴むのが難しく、うまくできたのか不安でしたが、合格の連絡をもらったときはすごく嬉しかったです!歌うキャラクターの声優に憧れがあって、いつかと思っていた夢が一つ叶いました」と喜びを爆発させ、「モニはマウイとモアナにすごく憧れを持っていて、未知なものに出会ってみたい、という興味が広く深いです。元気で前向きで明るく、小さな悩みがあっても見ていると元気をもらえるキャラクターです」と演じたモニの魅力を熱弁。さらに、収録を振り返り「キャラクターとして歌ってみて、収録がとても楽しかったです。耳に残って歌いたくなる、参加したくなる曲が『モアナと伝説の海2』にも登場していますし、その中でも特に明るくて、『旅って楽しいね』という気持ちを歌う楽曲に僕は参加しているので、とにかく楽しんでレコーディングを終えました」と明かした。
5歳でデビューし、近年ではミュージカル「ピーターパン」のウェンディ役やミュージカル「るろうに剣心 京都編」の巻町操役などミュージカルにも活躍の幅を広げる鈴木梨央が演じるのは、エネルギーに満ち溢れ、カヌーの最高傑作を作るため日々勤しんでいる、天才肌の頼れる船大工の女の子。モアナの冒険に欠かせない大きなカヌーを設計し、過酷で危険な状況に陥っても瞬時に対応するモアナの右腕的存在となるロト。オーディション合格の知らせを聞いた鈴木は、「純粋にすごく嬉しかったです。ロトは普段の自分とは違うところが多い子なので、最初はちょっと不安な気持ちがありましたが、どういう風にロトを演じようか考えているうちに一緒に冒険しているようなワクワクした気持ちになり、早くアフレコに臨みたいなと思いました」と、出演決定への喜びを明かした。ロトの魅力については「自分が決めたものを信じて揺るがない気持ちを真っすぐ貫く女の子です。挑戦してみるしかない!というロトのひたむきな姿に胸を打たれました。モアナのことを一緒に引っ張っていく新しい仲間として心強い存在であれるように、自分なりにロトを演じましたので、見てくださる方に少しでも届いたらいいなと思います」と、アピールした。
数々の作品で吹替声優を担当し、ドラマ、映画、舞台など活躍の場を広げている名声優・俳優の山路和弘が演じる老人ケレは、頑固で口数が少なく一風変わっているが、実は農作物や植物のことなら何でも知っていて頼りになる人物。歌が嫌いなケレは明るく前向きなモアナと初めは相容れないが、危険が待ち受ける冒険の中で、ケレの知識と経験によりモアナたちを支えるキャラクターだ。本作への出演について山路は、「お話をいただいたときは、世界中で愛されている『モアナと伝説の海』の続編に参加することが決まってワクワクすると同時に、『ついにこういう“じいさん”の役が来るようになったか!』と感慨深かったです(笑)」と語り、「ケレは、島に住みながらも水が苦手で泳げない、植物を愛する頑固者のじいさんです。最初はちょっといや~な奴ですが、モアナたちに魅了されて、だんだんと前向きになっていく。お話が進むにつれてひょうきんな一面も見えてきたりして、とても可愛らしいキャラクターです。頑固者のケレがどんな変化を遂げていくか、楽しみにしていてください」と、見どころを語っている。
そして舞台・ミュージカルを中心にパワフルで圧倒的な歌唱力で多くの人を魅了するソニンが演じるマタンギは、モアナたちが冒険の中で出会う見た目は漆黒でコウモリのように舞い、モアナを惑わす存在として現れるキャラクター。モアナが使命を背負い大きな困難を乗り越えていく上で重要なカギを握る存在となる。ソニンはマタンギ役に決定した時を振り返り「電話で合格を聞いて、道端で叫びました!全力で臨んだけど楽曲がすごく難しかったので、『まさか…!』と思って驚きと嬉しさがありました」と、思わず叫んでしまうほど嬉しかったことを明かしている。ミステリアスなマタンギのキャラクターについて、ソニンは「ちょっと妖艶でパワフルです。歌っているときもパワフルで、歌にもセリフにも前向きなエネルギーをくれるところがあります。マタンギは性格もフィジカルも軽やかなので、隣にいたと思ったら次の瞬間にはすごく離れたところにいたり、右にいたと思ったら左にいたりして、どこから現れるか分からない。だけど、プレッシャーをかけすぎず、さらっとモアナの背中を押すところがマタンギの魅力だと思います」と熱く語る。
また、「勇気を出していろんな道を迷いながら行くからこそ、信念が見つかることをマタンギが教えてくれます。危険な道に進む勇気を与えてくれる存在なんです。この物語とマタンギのキャラクターを通していろんな人に届くといいなと思います」と、モアナが冒険に進む上で道しるべにもなるキャラクターであることを教えてくれた。
「帰ってきた、本当のわたしに」のスペシャル歌唱映像では、モアナ役の屋比久やマウイ役の松也ら日本版声優陣の美しい歌声を一足先に堪能することができる。物語の冒頭を飾る本楽曲は、モアナがはるかかなたの海へと航海に繰り出す自由に胸を膨らませ、自分の心のままに生きられることへの喜びを歌い上げており、ディズニー・ミュージカル作品のオープニングらしい、これから始まる物語にワクワクする一曲になっている。
そんなモアナが歌う楽曲を、今回は特別に日本版声優全員でハモリやコーラスも担当し歌い上げる特別な映像となっており、歌の実力は折り紙つきの彼らが紡ぐ美しいハーモニーが味わえる。本作には物語を彩る新たな楽曲たちがほかにもたくさん登場するが、屋比久や松也はもちろん、本作で新たに参加する小関、鈴木、山路、そしてソニンが劇中で披露する楽曲にも期待が高まる。
『モアナと伝説の海2』は12月6日(金)より全国劇場公開