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光線銃を持ったエイリアンの姿を目撃?“思春期の混乱”と“永遠の愛”の探求を描く『ノーウェア』本編映像

光線銃を持ったエイリアンの姿を目撃?“思春期の混乱”と“永遠の愛”の探求を描く『ノーウェア』本編映像
『ノーウェア』©1997. all rights reserved. kill.

グレッグ・アラキ監督の代表的2作品が待望のデジタルリマスター版でリバイバル公開決定。『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』が11月8日(金)より、『ノーウェア デジタルリマスター版』が11月15日(金)より公開。このたび、『ノーウェア デジタルリマスター版』より、本編映像が解禁。さらに、グレッグ・アラキ監督よりコメントが到着した。

グレッグ・アラキによる〈若者の終末〉を描いた衝撃の2作品

異性愛を常識とする当時の概念や、それを支えてきた映画のあり方に対抗した90年代の<ニュー・クィア・シネマ>ムーブメントを牽引し、インディカルチャーの旗手として知られるグレッグ・アラキの2作品が遂にデジタルリマスターされ、さらに、初公開当時そのストレートな性表現から止むなくカットされたシーンを含むディレクターズカットで劇場公開される。

自身もゲイであることをオープンにし、一貫してティーンエイジャーを主人公にして同性愛者のリアルライフを描いてきたグレッグ・アラキ。そんな彼がプロデューサーからの「異性愛映画を撮ったら制作予算をあげよう」という提案に対し、彼なりの反骨精神あふれるパンクなやり方で、「表向きは“異性愛映画”としつつも、“史上最もクィアな異性愛映画”を作りたかった」と語る『ドゥーム・ジェネレーション』と、「最も野心的な作品」と本人も語る、まるでジェットコースターのようなスピード感で若者たちの〈終末の日〉の一夜を描いた『ノーウェア』。約30年前の作品とは思えないほど、今の私たちの感性を刺激する魅力とパワーを放つ衝撃の2作品だ。

光線銃を持ったエイリアンの姿を目撃!?

混沌とした世界で永遠の愛をもとめて彷徨う若者たちの明るくも悲劇的な一日の様子が描かれる『ノーウェア』。映像では、映画と同タイトルのカーヴの“Nowhere”をBGMに、ダークの身の回りで奇妙なことが起こり始める瞬間をとらえている。

「世界の終わり」を見つけることに夢中な18歳の青年ダーク・スミス(ジェームズ・デュバル)は、自分の死の瞬間を記録するためにいつもカメラを抱えて暮らしていた。道端で“誰とパーティーに行くか”とガールズトークを繰り広げる、オレンジ、ブルー、ピンクの色違いのドレスとサングラスで着飾るお喋りな女性3人組の隣で、煙草を咥えるダーク。女性たちの会話をうんざりそうに聞きながら、ふと道路の方へ目線を映すと光線銃を持ったエイリアンが立っている姿を目撃する。あり得ない光景に驚きを隠せないダークは隣の女性3人組の方を見るも、彼女たちは全く気づく様子がない。カメラを起動しようとするが動揺しすぎて撮影のできないダークとは裏腹に、エイリアンは迷いを見せることなく光線銃で女性3人組を狙い撃ってしまう。その後、彼が目にしたものとは一体…!?予想外の展開に期待が高まる本編シーンとなっている。『ドゥーム・ジェネレーション』でヒロインのエイミーを演じたローズ・マッゴーワン(オレンジのドレスの女の子)がカメオ出演しているのも要注目。

本作についてグレッグ・アラキ監督は、「何でも起こりうるこの世界を、混乱した 18 歳の視点から描きたかった。その年齢になると、すべてが生か死かのように極度に強調されて見える。コメディから危機、躁から鬱へと、トーンの変化が顕著なのだ」と語っている。思春期の混乱と永遠の愛の探求を描いた本作は、人種、セクシャリティなど、多様なキャラクターが登場するのも見どころのひとつだ。

『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』©1995 UGC and the teen angst movie company
『ノーウェア デジタルリマスター版』©1997. all rights reserved. kill.

『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』は11月8日(金)より全国公開中、『ノーウェア デジタルリマスター版』は11月15日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国順次公開

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