ディズニー映画として世界歴代映画興収No.1となる約16.6億ドル(2,573億円 ※1ドル155円換算)を記録し、『美女と野獣』『アラジン』を超えるディズニー実写映画の“キング”となった超実写版『ライオン・キング』。その原点にして、はじまりの物語を描く最新作『ライオン・キング:ムファサ』が、12月20日(金)より公開される。
先日、超実写吹替版声優として、主人公ムファサ役に尾上右近、タカ役にTravis Japanの松田元太が決定し、大きな注目を集めた本作より、超実写吹替版の追加声優陣が発表された。
シンバの父・ムファサ王<始まりの物語>
2019年の超実写版『ライオン・キング』で、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王。彼の命を奪い、“ヴィラン”として強烈な存在感を放ったスカー。最新作では、親と生き別れ孤児となったムファサが、まだ若かりし頃のスカーである“タカ”と出会い、ふたりの運命が大きく動き出す。孤児から王へ自身の力で運命を切り拓くムファサと、王の血筋を受け継ぐ“弟”タカ(若き日のスカー)——血のつながりを超えた《兄弟の絆》に隠された、驚くべき秘密とは…?
シンバの母サラビ役にMARIA-Eが大抜擢!
サラビ役の超実写吹替版声優に大抜擢されたのは、ミュージカル俳優・歌手のMARIA-E。シンバの母として知られるサラビは、後に本作の主人公ムファサの妻となり、プライドランドの女王ともなる存在。若かりし頃から気高く、群れから離れても一人で生きていける強さを持ち合わせていたサラビだったが、ある出来事をきっかけに、彼女は仲間の大切さを思い知ることになる。本作で描かれるムファサとタカ(後のスカー)の絆の物語において、カギを握ることとなるのがサラビ。そんな彼女を演じることとなったMARIA-Eは、アーティストとして豊富なライブ経験があり、近年では、『ヘアスプレー』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などミュージカル界での活躍が目覚ましい逸材。舞台で培われてきた歌唱力を活かし、これまで描かれてこなかったサラビの胸の内をどのように表現するのか、期待がかかる。
また、その他の声優陣も実力派が脇を固める。ムファサのお父さん・マセゴ役には、映画『美女と野獣』(2017)でガストン役の日本版声優を務め、ミュージカル『レ・ミゼラブル』にジャン・バルジャン役で出演する吉原光夫。ムファサのお母さん・アフィア役には元宝塚歌劇団宙組の娘役で、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』にも出演した和音美桜が決定。実際に夫婦でもある吉原と和音が、本作ではムファサの両親となるライオンの夫婦役として共演を果たすこととなった。前作『ライオン・キング』(2019)でも、胸に響く圧巻のミュージカルナンバーの数々が話題となったが、リン=マニュエル・ミランダが音楽を手掛ける最新作でも、ミュージカル界の実力派たちが、美しい“声”で彩りを添える。
そして、本作でムファサとタカの前に立ちはだかるヴィラン・キロスの仲間の姉妹ライオンのひとり、アクア役には、『僕のヒーローアカデミア』蛙吹梅雨役、『薬屋のひとりごと』猫猫役などで知られる人気声優・悠木碧。悠木が獰猛なライオンとして、どのような演技で魅せてくれるのか。さらに、雄大なサバンナに住む賢いキリン役として、映画コメンテーターでタレントのLiLiCoも決定。各界の精鋭たちが集う “超実写吹替版”。かつてないハイクオリティな一作の誕生に期待が高まる。
『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国公開