A24史上最高のオープニング記録を樹立、興行収入ランキングで2週連続1位を獲得した話題作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が、大ヒット公開中だ。このたび、キルステン・ダンスト、ケイリー・スピーニー、ワグネル・モウラらが役作りの裏側を語ったインタビュー映像が解禁となった。
もし、アメリカで内戦が起こったら?
今や世界を席巻する「A24」が、史上最大の製作費を投じ、アメリカで起きる内戦を描く本作。メガホンを執ったのは、『28日後…』で脚本を担当し、長編デビュー作『エクス・マキナ』で 「第88回アカデミー賞」視覚効果賞を受賞する快挙を果たしたアレックス・ガーランド。3月の「サウス・バイ・サウスウエスト」にてプレミア上映されると、「純粋に言葉を失う」「傑作だ。私の心臓は常に高鳴り続け、最終幕には顎が床についた」「今まで観たどの作品とも違う。最初から最後まで手に汗握る展開。狂おしいほどの緊張感だ」などと絶賛の声が相次ぎ、公開前からSNSを中心に大きな話題に。世界71の国と地域で公開を迎えた本作は、2週連続で全米1位を獲得した。
10月4日(金)より日本公開され、週末動員ランキングで初登場1位を獲得。メジャー作品以外の洋画実写作品が首位を獲得するというのは異例の快挙。「生まれて初めて、映画館で命の危険を感じた」など、自らが戦場にいるかのように錯覚するほどの圧倒的な音響が絶賛の声を集めており、IMAXやDolby Cinema・Dolby Atmosなどラージフォーマットを中心に動員を集めている。
戦場ジャーナリストを演じるために行った役作りとは?
キルステン・ダンスト、ケイリー・スピーニー、ワグネル・モウラらが<戦場ジャーナリスト>という役柄についてどのようにアプローチをしたか?役作りの裏側を語った。
ケイリー・スピーニーとキルステン・ダンストが演じる戦場ジャーナリストらの名前の由来にもなった偉大な戦場カメラマンたち<ドン・マッカラン><リー・ミラー>のドキュメンタリーのほか、戦地にまつわる映像を皆で一緒に鑑賞。特に<戦争映画史に残る衝撃の問題作>と言われるロシア映画『炎628』を観た際には、「あまりに衝撃的で彼女(ダンスト)が映画を停止したんだ」とモウラが明かし、ダンストも「息子を産んで間もないから心が痛んだわ」と振り返るなど、映画を通して率直に意見交換、お互いに知り合うことができた経験が、劇中で共に死戦を乗り越えるジャーナリストチームをよりリアルに見せることに役立ったことを明かしている。
なお、本作の日本での大ヒットを受けて、数々の話題作を世に送り出し続け、そして本作の映画制作&配給会社でもある「A24」よりお祝いのコメントも到着。「現在の日本の映画市場において、洋画の成功は非常に難しいと言われています。A24の今年の必見映画が、日本での最初の週末で1位を獲得したことは素晴らしいことです。A24は、この映画が多くの映画ファンに届いたことを喜び、日本でこの映画を上映してくれた劇場に感謝しています」と謝辞を述べている。
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は大ヒット公開中