「第77回カンヌ国際映画祭」国際映画批評家連盟賞において、女性監督として最年少受賞に輝いた山中瑶子が監督・脚本を務め、河合優実を主演に迎えた映画『ナミビアの砂漠』が、現在大ヒット上映中だ。このたび、本作の興行収入が1億円を突破した。さらに、「第16回TAMA映画賞」にて河合優実が最優秀女優賞、山中瑶子監督が最優秀新進監督賞を受賞した。
大ヒット『ナミビアの砂漠』興行収入1億円突破!
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか…?
監督は、19歳という若さで『あみこ』を作り上げ、史上最年少での「ベルリン国際映画祭」出品を果たした若き天才・山中瑶子。主演はその『あみこ』を観て衝撃を受け、監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったという、河合優実。才能あふれる2人の夢のタッグが実現した本作は、今年の「カンヌ国際映画祭」でも絶賛され、国際映画批評家連盟賞を受賞。カンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアを経て、いよいよ日本での公開を迎えた。また、アメリカ、カナダ、フランス、台湾、韓国での公開も予定されるなど、世界中でナミビア旋風が吹き荒れること間違いなし。
9月6日(金)より全国57館で公開され、都内を中心に満席回が続出、各地の劇場でパンフレット、オリジナルTシャツも完売になるなど、『ナミビアの砂漠』旋風を巻き起こしている本作。公開25日目となる9月30日(月)に興行収入が1億円を突破した。SNSでは、「人間がみんな面白くて愛らしくて笑いが止まらず、人間讃歌のものすごいエネルギーもらった」「こんなに行動できるなんてこの映画はすごい、わたしに対する影響力が恐ろしい」「まじで出てくる奴出てくる奴等身大すぎる」といった熱い感想が多く寄せられている。続々と海外での上映も決まっており、日本での熱狂が海を越えて広がっていく 。
「第16回TAMA映画賞」最優秀女優賞&最優秀新進監督賞受賞
国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第16回TAMA 映画賞」において、河合優実が最優秀女優賞、山中瑶子監督が最優秀新進監督賞を受賞した。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を表彰する本映画賞。河合優実の受賞理由について、「『ナミビアの砂漠』において、自分勝手で暴力的な振舞いをとりながら心を壊していく新たなるヒロイン像を、生々しくも魅力的にスクリーンに焼き付けた」と発表。さらに、山中瑶子監督の受賞理由ついては、「心の内の複雑さを描き出す驚くべき解像度、画面から溢れ出るエネルギー。才能あふれる山中瑶子監督の登場は、未来を明るく照らしている」と称賛のコメントが寄せられた。
「TAMA映画賞授賞式」は、11月30日(土)にパルテノン多摩大ホールにて開催。本作からは、河合優実、山中瑶子監督両名が登壇予定となっている。
『ナミビアの砂漠』は大ヒット上映中