なんと次期バットマンは……あの青白いヴァンパイア俳優に決定!!
『バットマン VS スーパーマン:ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』(2016年)『ジャスティス・リーグ』(2017年)と3作にわたってバットマンことブルース・ウェインを演じてきたベン・アフレックが、バットマンからの卒業を表明。2021年公開予定の次回作のキャスティングに注目が集まる中、先日ついに次期バットマン俳優決定のニュースが飛び込んできた。
その俳優とは、なんと英国人俳優ロバート・パティンソン……!!
🦇🦇🦇 pic.twitter.com/2AaQaexvUF
— Matt Reeves (@mattreevesLA) June 3, 2019
ロバート・パティンソンといえば、世界中の若者を熱狂させたヤングアダルト小説映画『トワイライト』シリーズ(2008年~)の“青白いヴァンパイア”という印象が良くも悪くも強いだろう。
実際には、デヴィッド・クローネンバーグ監督の『コズモポリス』(2012年)『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014年)に立て続けに出演したり、『グッド・タイム』(2017年)など小規模ながら意欲的な作品に出演しているのだが、公開から10年近く経っても『トワイライト』のイメージしかない、という人が大半ではないだろうか。
そこまで言う!? 海外ファンの反応が容赦なさすぎ……
それは海外でも同じようで、「なぜ『トワイライト』にしか出てないような俳優がいきなりバットマンに?」「ヴァンパイアがバットマンになるとか想像できない」などなど、ファンの間ではパティンソンの起用に懐疑的なコメントがちらほら……。
#SciFiFanIssues
— Larry Wade (@WyteboyLarry) June 15, 2019
A Vampire as Batman 😒 pic.twitter.com/LRwpvgdnt5
「ヴァンパイアがバットマンになるとはねえ…」
Joaquin Phoenix as Joker YES! YES! YES! Robert Pattinson as Batman... pic.twitter.com/o9B1PB8FDO
— RegencyEmma (@AStoryOfDreams) May 31, 2019
「ホアキン・フェニックスがジョーカー! 賛成・賛成・賛成! でもロバート・パティンソンがバットマンだなんて……」
https://twitter.com/Skurinski/status/1134545865199276034
「ロバート・パティンソン以外にふさわしい役者いたでしょ?」
……これまでバットマンを演じてきた歴代俳優は、アダム・ウェスト(TVシリーズ)、マイケル・キートン、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベール、ベン・アフレックと、どちらかといえば骨太なイメージのある男くさい俳優たち。生気のないヴァンパイア役のイメージがついてしまったパティンソンを受け入れられないファンがいるのもさもありなん、といったところか。
今こそ思い出してほしい、あの男がスーパーマンになる気満々だったことを
とはいえ、ティム・バートン監督が『バットマン』(1989年)『バットマン リターンズ』(1992年)でコメディアンだったM・キートンを起用したときにも意外性があったし、過剰に雄臭のするV・キルマーやG・クルーニーも一部でボロカス言われていたものである。
https://www.youtube.com/watch?v=iwBZIdEc1Wk
そもそも“口半開き男”ことベンアフが無責任に放り出したバットマン役を、このタイミングで引き継いだだけでも賞賛に値するのではないだろうか? そして当然ながら、そんなパティンソンに期待するファンも少なくない。
I hope Pattinson fills out the suit. He's got more than 6 months to get into Batman shape. pic.twitter.com/DcTHhrazYW
— Umberto Gonzalez (@elmayimbe) May 31, 2019
「撮影まで半年以上はあるだろうし、その頃までにはバットスーツが似合う体になってるはず」
https://twitter.com/totoafrica88/status/1137889337280999426
「バットマンは人間がコウモリの姿に扮しているわけだから、それはヴァンパイアとも言えるわけで、つまりロバート・パティンソンはなるべくしてバットマンになった、ってことでいいかな?」
……泣いても笑っても『The Batman/ザ・バットマン(原題)』公開まで、あと約2年。ヴァンパイアもバットマンも同じコウモリ系の変態と考えればそれほど違和感はないし、かつて、あのニコラス・ケイジがスーパーマンを演じようとしていたことを思い返せば、パティンソンのバットマンなんて安パイに思えてくるはずだ。