孤独だが心優しい男が、歪んだ社会の狭間で“悪のカリスマ”へと変貌を遂げていくドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描いた傑作サスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』(2019)。数々の記録を打ち立て未曾有の社会現象を巻き起こした『ジョーカー』の続編にして完結編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称:ジョーカー2)が、10月11日(金)より公開される。(日本語吹替版・字幕版同時上映/PG12)
このたび、トッド・フィリップス監督が「これはミュージカル映画ではないが、音楽が重要な要素である」と語る本作における“音楽”について、ホアキン・フェニックスやレディー・ガガ、トッド・フィリップス監督らが熱く語る特別映像が解禁となった。
ジョーカーの“混沌”が音楽に乗って伝播する
アカデミー主演男優賞を獲得、日本での動員4週連続No.1の大ヒットとなり、世界興行収入は1,500億円という空前の大ヒットを記録し、公開当時のR指定映画史上No.1の記録を樹立。まさに誰も成しえない社会現象となった前作『ジョーカー』。コメディアンを夢見る、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがく孤独だが純粋で心優しい男が、悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれた前作。その2年後が舞台となる最新作で、ジョーカーが仕掛ける世紀のショーが始まる。
ホアキン「今まで観たことない“違和感”を残したかった」
世界的な社会現象を巻き起こした前作では、バスルームで踊ったり大階段を踊りながら下るジョーカーの姿が鮮烈な印象を残したが、前作に引き続き監督を務めるトッド・フィリップスは映像で、「アーサーは音楽と共に生きているんだ。それが続編の原点となった」と語っている。本作では、現実と妄想の境界線が曖昧に溶け合う中、ジョーカーの頭の中に常に流れ続ける音楽が重要なカギとなる。
ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスは、「最初から音楽の話は出ていた。今まで観たことない“違和感”を残したかった」と語り、世界中で話題を呼んだ前作とは全く違うアプローチで観るものに大きな衝撃を与える作品になっていることを示唆した。そんな本作でジョーカーが出会う謎の女性リーを演じたレディー・ガガとホアキン・フェニックスは、作中の歌唱シーンの全てを生歌で収録。レディー・ガガは、「彼の中で流れている混沌とした音楽は、複雑な愛情の表れでもある。そしてアーサーに命を与えている」と、ジョーカーとリーの心の叫びとも言える歌唱シーンに込められた意味について明かした。
トッド・フィリップス監督が、「これはミュージカル映画ではないが、音楽が重要な要素である」と度々明言している本作では、劇中で10曲を超える楽曲がホアキンとガガによって歌われることが明らかになっており、その謎に包まれた本作への期待と予想合戦が日に日に加熱している。
誰もが一夜にして祭り上げられるこの世の中で、理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカー。その是非が問われる裁判が、全世界へ中継され、ジョーカーの前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ感染していく。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日(金)より全国ロードショー
ホアキン・フェニックス『ジョーカー』やレディー・ガガ出演作ほか厳選「『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』公開記念特集」はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年10月放送