ハロウィンこそ怖い映画を!今秋注目の「異色」ホラー4作
あの伝説が数十年を経て帰還!『ビートルジュース ビートルジュース』
2024年9月27日(金)公開
『ビートルジュース』(1988年)でビートルジュースの執拗なプロポーズから逃れたリディアだったが、あれから35年後、今度は娘アスリッドが死後の世界に囚われてしまう。やむを得ずビートルジュースに助けを求めるが、彼もまた、元妻であるドロレスの復讐から逃れようと助けを必要としていた。1年で最も不気味な<ハロウィンの日>に起こる、死後の世界と人間の世界を巻き込む大事件! それぞれの思惑がひしめく夜にはいったいどんな結末が待っているのか……。
監督は前回に引き続きティム・バートン。そして新たに登場するリディアの娘・アスリッドにはバートンが監督を務めたNetflix「ウェンズデー」(2022年)でウェンズデーを演じ、全世界で大人気女優となったジェナ・オルテガが抜擢。バートンとの再タッグに早くも期待が高まっている。もちろんビートルジュースとリディアは、それぞれマイケル・キートンとウィノナ・ライダーが続投しており、おなじみの個性的なキャラクターが現代に舞い戻った。
レトロホラーへのオマージュ満載!『悪魔と夜ふかし』
2024年10月4日(金)公開
1977年10月31日。人気が低迷している深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」は、“悪魔の生出演”で再び脚光を帯びようと目論んでいた。悪魔祓いや不気味な超常現象に視聴者は大盛り上がりだが、司会者のジャックが悪魔憑きの少女リリーと対面すると状況は一変。そこには誰も予測できない、最悪の惨劇が映し出される……。
オーストラリアの鬼才コリン&キャメロン・ケアンズ兄弟が監督を務めた本作。70~80年代映画のオマージュやクール&レトロなビジュアル、リアルなビジュアル演出で戦慄の生放送を再現するなど、より緊迫した恐怖を追体験できる映像に仕上がっている。主人公のジャックには、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021年)でも存在感を示したデヴィッド・ダストマルチャン。どこか裏がありそうな底知れない不気味さを持つ主人公ジャックを見事に怪演してみせた。
怖すぎ〈テディベア〉が襲い来る!『イマジナリー』
2024年11月8日(金)公開
毎晩訪れる悪夢に悩む絵本作家のジェシカは、夫とその娘2人とともに、幼少期に過ごしていた家への引っ越しを決意する。新居で次女アリスが古びたテディベア<チョンシー>を見つけ、“秘密の遊び”を通して友情をはぐくむが、それはより恐ろしい悪夢への第一歩だった……。
本作を手掛けたのは、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションと、『ソウ』シリーズを手掛けるライオンズゲートの最恐タッグ! キャストには『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』のディワンダ・ワイズや、テレビドラマ「ウォーキング・デッド」のトム・ペインなど実力派俳優たち名を連ねている。これまでに恐竜やゾンビとも対峙してきた2人が今作では、可愛らしいけれど裏切り者には容赦しないテディベアに翻弄されることとなる。
超人気シリーズ最新作にして最高傑作!『ソウX』
2024年10月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
末期がんで余命わずかと宣告されたジグソウことジョン・クレイマーは、藁にもすがる思いで、危険な実験医療処置を受けるためメキシコに向かう。しかし、この手術は弱い立場の人々から金を騙し取る医療詐欺であることが判明。クレイマーは復讐のため、自分を騙した詐欺師たちに“命の尊さを学ぶ”新たなゲームを仕掛けていく。
おなじみの「ゲームを始めよう」のセリフとともに参加者に課せられる様々ゲームは、残酷で過酷な殺人マシンのオンパレード。『ソウ1』と『ソウ2』の間の物語として描かれる本作には、ジグソウの後継者候補の一人として過去にゲームにも参加していたアマンダが登場! 隠されたジグソウのもう一つゲームを、ぜひ劇場で目撃しよう。
本作の監督を務めたのは、『ソウ5』と8作目の『ジグソウ:ソウ・レガシー』の編集を担当し、『ソウ6』で監督デビューを果たしたケヴィン・グルタート。製作総指揮には同じく『ソウ』を築き上げてきたジェームズ・ワンとリー・ワネルが名を連ねる。さらにジグソウ役のトビン・ベルとアマンダ役のショウニー・スミスが再登場し、歴代『ソウ』シリーズのレジェンドが勢揃い。
そんな本作はジェームズ・ワンが手がけた『ソウ1』を超える高評価を獲得しており、シリーズ最新作にして最高傑作に仕上がっている。