9月12日「宇宙の日」は“近未来を予言する?”SF映画ざんまい
『アイランド』(2005年)
21世紀前半の近未来。地球規模の大気汚染からわずかに救出された人類は、安全に管理されたコミュニティで暮らしていた。彼らの夢は抽選で選ばれ、地上最後の楽園“アイランド”へ行くこと。だが住人の1人、リンカーンはアイランド行きに隠された恐るべき真実を知ってしまう。
臓器調達のために作られたクローン人間の逃走劇をスタイリッシュに描くSFアクション。主演はユアン・マクレガー、共演は『アイアンマン2』のブラック・ウィドウ役で大ブレイクする少し前のスカーレット・ヨハンソン。
『第9地区』(2009年)
28年前、巨大宇宙船が南アフリカ共和国に飛来。首都ヨハネスブルグの上空に浮かぶ船内で発見されたのは、衰弱したエイリアンの群れだった。彼らが難民として住みついた第9地区は、今やスラム化。エイリアンを管理する民間企業MNUは、彼らを郊外の第10地区へ強制移住させようとするが……。
『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン製作、南アフリカ出身の鬼才ニール・ブロムカンプの出世作。不時着した地球で難民として暮らすエイリアンと地元住民の軋轢を描き、世界的なヒットを記録したSFスリラー。
『ライトスタッフ』(1983年)
1947年、空軍パイロットのチャック・イエーガーがX‐1ロケットで初めて音速の壁を破った頃、ゴードン・クーパーがエドワーズ空軍基地にやってきた。やがてソ連が人工衛星スプートニクの打ち上げに成功。慌てた米国政府はNASAを創設し、各軍の精鋭パイロットから宇宙飛行士を選出する。
米国初の有人宇宙飛行「マーキュリー計画」。宇宙飛行士に選ばれた7人の友情や葛藤を描き、アカデミー賞4部門を獲得した感動ドラマ。
『ウエストワールド』(1973年)
砂漠の中に造られた広大なレジャーランド<デロス>には、豪勢な休日を楽しもうとする人々が集まっていた。シカゴの弁護士マーティンは、友人と共に米国開拓期西部の世界を体験できる<ウエストワールド>に乗り込むが、徹底したサービスが売りのロボットたちが人間たちへ反旗を翻す!
SF小説の大家マイケル・クライトンの初監督・脚本作。未来のレジャーランドで起きたロボットの反乱をユル・ブリンナー主演で描くSFサスペンス。2016年のドラマシリーズ化作品も大ヒットした。
『2001年宇宙の旅』(1968年)
2001年、月では謎の物体が発見され、それは木星へ強烈な放射能を発射していた。科学者たちは調査のため木星へ出発。彼らを乗せた原子力宇宙船ディスカバリー号を操縦するプール飛行士とボウマン隊長は、宇宙船の故障を予言するコンピューターの注意信号を受信する。
アーサー・C・クラークの原作小説を元に、『シャイニング』のスタンリー・キューブリックが1968年に製作・監督したSF映画の金字塔。
副音声でムービー・トーク!『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007年)
SF映画の金字塔『ブレードランナー』(1982年)の公開25周年記念版。リドリー・スコット監督自身による2度目の再編集でデジタル修正を施し、削除シーン等を復活したバージョン。
▶音声切り替えボタンをプッシュ! 映画雑誌やイベントで活躍の人気ライター多田遠志、てらさわホーク、高橋ターヤンの3名による副音声解説が楽しめます。
「宇宙の日記念! SF映画特集」はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年9月放送
https://www.youtube.com/watch?v=9wJ20OqqYzY