『ワンダー 君は太陽』の、もうひとつの物語
世界的大ヒット作『ワンダー 君は太陽』の、もうひとつの物語『White Bird』が『ホワイトバード はじまりのワンダー』の邦題で、2024年12月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開することが決定。このたび本作の予告編および日本版ポスターが解禁となった。
「いじめた側の救済まで描かなければ『ワンダー』の世界観は完結しない」
2018年、世界中の人々が10歳の少年から「人に親切にする。そんなシンプルなことで、人々の心を変えることができる」というメッセージを、熱い感動と共に受け取った。少年の名はオギー、全世界800万部突破のベストセラー小説「ワンダー」を映画化し、興行収入320億円超えのスーパーヒットを記録した『ワンダー 君は太陽』の主人公だ。
まわりの人たちとは少し違う見た目で生まれてきたオギーが、初めて通い始めた学校でいじめや裏切りにあい、何度もくじけそうになりながらも、家族の支えもあって果敢に困難に立ち向かっていく――。「正しいことよりも親切なことを選ぶ」という台詞は多くの人々の心に深く沁みわたり、今も新たなファンを獲得し続けている。
のちに原作者のR・J・パラシオは、「ワンダー」のアナザーストーリーである「ホワイトバード」を書き上げた。主人公の一人はジュリアン。そう、前作でオギーをいじめた少年だ。ジュリアンはいじめにより学校を退学処分になって以来、自分の居場所を見失っていた。
そしてもう一人の主人公はジュリアンのおばあちゃん、サラ。本作は、彼女が孫の行く先を心配し、希望に満ちた未来へと導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白するという物語になっている。
『ワンダー 君は太陽』のプロデューサーたちは、<いじめた側の救済まで描かなければ、「ワンダー」の真の世界観は完結しない>という作者の決意に胸を打たれ、再集結! ついに「ホワイトバード」の映画化を実現させたのだった。
『ホワイトバード はじまりのワンダー』
いじめによって学校を退学処分になったジュリアンは、自分の居場所を見失っていた。そんな中、ジュリアンの祖母のサラがパリから訪ねて来る。あの経験で学んだことは、「人に意地悪もやさしくもしないただ普通に接することだ」と孫の口から聞いたサラは、「あなたのために話すべきね」と自らの少女時代を明かす。時は1942年、ナチス占領下のフランスで、ユダヤ人であるサラと彼女の両親に危険が近づいていた。サラの学校にナチスが押し寄せ、ユダヤ人生徒を連行するが、サラは同じクラスのジュリアンに助けられ、彼の家の納屋に匿われることになる。クラスでいじめられていたジュリアンに何の関心も払わず、名前すら知らなかったサラを、ジュリアンと彼の両親は命がけで守ってくれる。日に日に二人の絆が深まる中、終戦が近いというニュースが流れるのだが――。
制作年: | 2024 |
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2024年12月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー