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「児童人身売買の深すぎる闇」を描く衝撃実話!『サウンド・オブ・フリーダム』ほか〈世界の動き〉が学べる社会派サスペンス映画5選

「児童人身売買の深すぎる闇」を描く衝撃実話!『サウンド・オブ・フリーダム』ほか〈世界の動き〉が学べる社会派サスペンス映画5選
『サウンド・オブ・フリーダム』©2023 SOUND OF FREEDOM MOVIE LLC ALL RIGHTS RESERVED
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『ソウルの春』

全国公開中

『ソウルの春』© 2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。

一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる――。

『ソウルの春』© 2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを交えながら描いた歴史大作映画。これまで一度も映画化されることのなかった韓国現代史の暗部を見つめ直すべく、史実を描きながらエンタメ作品としても一流の作品として仕上げ、韓国では事件をリアルタイムで知る人も、そうでない若年層も含め、国民の4人に1人が劇場に足を運び、『パラサイト 半地下の家族』を上回る歴代級のメガヒットとなった。

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

10月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』©2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている——」。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく――。

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』©2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

「もしもアメリカが合衆国が分断し,戦争が起きたら」をテーマにオリジナル脚本で描かれたフィクション映画。完全に架空の物語でありながら、想像に容易いリアルな描写に溢れ、アメリカ国民に悪夢を見せた話題作。大統領選を控えた北米では、興行収入ランキングで2週連続1位を獲得。メガホンをとったのは、イギリス出身のアレックス・ガーランド監督(『エクス・マキナ』ほか)。「世界の崩壊がどんなものなのか、おそらく我々の理解は誤っている」と語り、“対岸の火事”ではなく、現代を生きるもの全てを強く揺さぶり警笛を鳴らす。

『ジョイランド わたしの願い』

10月18日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

『ジョイランド わたしの願い』© 2022 Joyland LLC

大都市ラホール、保守的な中流家庭ラナ家は3世代で暮らす9人家族。次男で失業中のハイダルは、厳格な父から「早く仕事を見つけて男児を」というプレッシャーをかけられていた。妻のムムターズはメイクアップの仕事にやりがいを感じ、家計を支えている。ある日ハイダルは、就職先として紹介されたダンスシアターでトランスジェンダー女性ビバと出会い、パワフルな生き方に惹かれていく――。

『ジョイランド わたしの願い』© 2022 Joyland LLC

パキスタンの伝統的な価値観に縛られながらも、自分らしく自由に生きたいという願いを持って生きる若き夫婦の姿を描いた人間ドラマ。パキスタン映画として初出品となったカンヌ国際映画祭で「ある視点」審査員賞とクィア・パルム賞を受賞。世界の映画祭で高く評価され、フランスやアメリカ、イギリスでも大ヒットを記録する。本国では保守系団体から反発を受け上映禁止に追い込まれるも、ノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイや俳優リズ・アーメッドらからの支援を受け、上映が実現。しかしメガホンをとったサーイム・サーディク監督の地元であり映画の舞台である、ラホールが属するパンジャーブ州においてのみ、いまだに上映が禁止されている。

『動物界』

11月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開

近未来。人類は原因不明の突然変異によって、徐々に身体が動物と化していくパンデミックに見舞われていた。“新生物”はその凶暴性ゆえに施設で隔離されており、フランソワの妻ラナもそのひとりだった。しかしある日、移送中の事故によって、彼らは野に放たれる。フランソワは16歳の息子エミールとともにラナの行方を必死に探すが、次第にエミールの身体に変化が出始める……。人間と新生物の分断が激化するなかで、親子が下した最後の決断とは――?

『動物界』© 2023 NORD-OUEST FILMS – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINÉMA – ARTÉMIS PRODUCTIONS.

2023年、フランスのアカデミー賞と呼ばれるセザール賞で12部門のノミネートを達成。映画の舞台は人間が様々な動物に変異する奇病が蔓延している近未来。誰もが明日には動物化する恐れがある世界で、緊迫感溢れる人間ドラマが展開される。人種差別、移民、ルッキズム、感染症など現代的なテーマを内包し、フランスでは観客動員数100万人越えを果たしたスマッシュヒットとなった。

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