「観ていて“痛い”と感じる」「他とはちょっと違う」
インタビュー映像で、「もう本当にずっと暴力。インドの熱い、生臭い、埃っぽい雰囲気というのがずっとあって、痺れる2時間。体力を使う映画です」と本作の魅力を語る呂布カルマ。
さらに「他とはちょっと違う」と力強くコメントするのは、観る者にリアルな”痛み“さえも体感させてしまうほどのアクションシーンの数々だ。呂布は本作を「痛みが残る映画」と表現し、「観ている人が”痛い”と感じるシーンが多い。Mな人向けだと思います」と独特の表現で絶賛している。
「ハリウッド映画では出てこないスラムの景色。その中を闘っていくシーンが印象深い」
呂布に本作で印象に残ったシーンを聞いてみると、キッドが”悪の巣窟“として登場するナイトクラブから抜け出し、オートリキシャ(※トゥクトゥクのような三輪バイク)に乗りながら、架空の都市ヤタナの市街地で激しい戦いを繰り広げ、逃げていくアクションシーンを挙げる。

『モンキーマン』©2024 Universal Studios. All Rights Reserved.
「日本人には見慣れないくらい汚いスラムが登場して、ハリウッド映画では絶対に出てこない景色でした。その中を闘っていくというシーンは印象深いです。僕もインドに行っていた経験があるので、あぁ、この感じ! という風になりました」 と、世界観の完成度にも言及した。

『モンキーマン』©2024 Universal Studios. All Rights Reserved.
デヴ・パテル演じる主人公のキッドが持つ魅力については、「”寡黙”というところじゃないですか。僕は寡黙な主人公が好きなんで。ひとつの目的に向けて寡黙にずっと努力をしている奴、みたいなところは好きです。あと単純に見た目もカッコいいです」とコメント。さらに、本作で使用されている音楽について「インド映画で使用される音楽は明るいものが多いと思うんですが、『モンキーマン』は鬱屈としたシリアスなインド音楽を使用していて好みでした」と振り返った。

『モンキーマン』©2024 Universal Studios. All Rights Reserved.
『モンキーマン』は全国の劇場で大ヒット公開中
『モンキーマン』
たった一つの小さな残り火が、すべてを燃やし尽くす。
幼い頃に母を殺され、人生の全てを奪われた〈キッド〉は、夜な夜な開催される闇のファイトクラブで猿のマスクを被り、〈モンキーマン〉を名乗る“殴られ屋”として生計を立てていた。
どん底で苦しみながら生きてきた彼だったが、自分から全てを奪ったヤツらのアジトに潜入する方法を偶然にも見つける――。
何年も押し殺してきた怒りを爆発させたキッドの目的はただ一つ「ヤツらを殺す」。
【復讐の化神〈モンキーマン〉】となった彼の、人生をかけた壮絶なる復讐劇が幕を開ける!
監督・脚本・主演:デヴ・パテル
プロデューサー:ジョーダン・ピール(『ゲット・アウト』『NOPE/ノープ』)、バジル・イワニク(『ジョン・ウィック』シリーズ)、エリカ・リー(『ジョン・ウィック』シリーズ)
制作年: | 2024 |
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大ヒット公開中