累計発行部数4,600万部を超えるヤクザ漫画の金字塔を令和の時代に実写化した、映画『静かなるドン』。その待望の続編となる『静かなるドン2』の完成披露舞台挨拶が8月28日、都内映画館にて実施された。
本作は「前編」が9月13日(金)、「後編」が9月27日(金)より全国ロードショー。ひと足早く行われた舞台挨拶のレポートが到着したので、たっぷり紹介しよう。
伊藤健太郎「これまでなかった引き出しを開けていただいた」
『静かなるドン2』の完成披露舞台挨拶には主演の伊藤健太郎、共演の深水元基、本宮泰風、三宅弘城、坪倉由幸、山中柔太朗、藤井アキト、鳴瀬聖人監督が登壇。満員御礼の会場に、新鮮組の面々が劇中衣装で登場した。
全身真っ白のスーツでビシッと決めたのは、主人公・近藤静也を演じる伊藤。「これはオーダーメイドのスーツですが、最近体を鍛えているので苦しい。サイズが小さくなってしまった。でもボタン一つから、ダブルにするのかシングルにするのか、細部までこだわりました」と明かす。
念願のシリーズ続編にして、約1年ぶりのキャスト大集結。本宮は主演の伊藤について「健太郎もすっかり大人になった。『2』はアクションが多いので、今回の仕事で一回り大きい役者になったと思う」と太鼓判を押す。伊藤はハードファイトの相手役となった山口祥行を「アクションの師匠」とリスペクトしており、「自分の中にこれまでなかった引き出しを開けていただき感謝しています」と手応えを得たようだ。
深水が「みんなが集まると前作と同じ空気感が生まれる。楽屋も大部屋だったので、そこで毎回楽しいことが起きていました」と仲のいい様子を伺わせると、伊藤も「この撮影に入ると、本宮さんと深水さんが<風神・雷神>のようにいてくれるので、僕としては心強い」と全幅の信頼を寄せている様子。楽屋ではボードゲームで盛り上がったそうで、伊藤が「僕は若さを見せてパパッとパズルを完成させた」と得意そうに報告すると、深水は「俺はあの後、悔しくて買ったからね!」とリベンジを誓っていた。
『静かなるドン2』
昼は堅気としてデザイン会社で働く近藤静也。実は、夜になると新鮮組総長という二つの顔を持っている。
ヤクザにもかかわらず争いが嫌いな静也は堅気として働き続けることを望む一方で、総長としても静也らしい斬新なアイデアで新鮮組を盛り上げていた。
敵対する鬼州組との抗争が終了して数か月…。仕事もシノギも絶好調だった静也。ところが鬼州組六代目組長・海腐からの意外な提案を機に、静也の平和、そして新鮮組の存続が脅かされることに―。
制作年: | 2024 |
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前編は9月13日(金)、後編は9月27日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー