YouTubeなどの配信サイトでも話題の世界的コンテンツ「ASMR動画」が繋ぐ、男女の織りなす“歪な”ラブストーリーを描く映画『SOUNDofLOVE』が、9月27日(金)より公開される。このたび、本予告編が解禁となった。また、各界から本作の魅力を語るオピニオンコメントが到着した。
甘美な音が生んだ歪んだ愛の末路とは?
顔のない音の世界で知り合った男女が織りなす愛の物語は、“飽くなき性欲をも超える愛”へと到達していく—。その先に待ち構えているものとは!?
主演は、グラマラスなボディを生かしグラビアにて人気を得て、現在は女優としても活躍する染谷有香。真の快楽を求めていく明葉を演じている。またW主演として、「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン」のファイナリストで、ドラマを中心に活躍する樫尾篤紀が、明葉に魅入られていく守屋を演じ、難しい役どころを熱演している。そのほか脇を固めるのは、映画やドラマに活躍中の和田聰宏。守屋同様に明葉に振り回される役回りを演じている。二枚目からコメディまでこなすベテラン俳優だ。さらに、若手実力派として、さまざまな作品に挑戦する希代彩が、守屋の恋人役を見事に演じた。
プロデューサーには、数々の監督と傑作を生み出してきた井上竜太。自身も映画監督として活躍する傍ら、新人監督の育成にも力を入れている。そんな井上プロデューサーが、その才能を見出したのが、本作にて劇場公開作品を初監督した吉川鮎太。新たな時代の“鬼才”として注目を集めること間違いない。
艶麗な音の世界へ誘う本予告
本予告編は、本作が持つ音の魅力を感じられるような仕上がりになっている。染谷有香演じる明葉の魅惑的な声、吸い込まれてしまうそうな不思議な存在感。そんな明葉 に奔走されながらも真実の愛を求める樫尾篤紀演じる守屋、自身の欲望に忠実でセクシーな和田聰宏演じる三上、守屋との未来を信じるが本心は謎の希代彩演じる玲美。これまで見たことのない艶麗な音の世界が繰り広げられていくさまを感じるものに。“愛と性欲”を描くセンセーショナルな物語、その行く末は劇場で。
<コメント>
尾崎世界観(クリープハイプ)
映画を「観た」というより、映画に「触った」という感覚になる初めての体験だった。誰かが耳の穴に指を突っ込んできて、それをずっと掻き回しているような。作品の中に入っていくというより、作品が中に入ってくるあの感じが、今もまだ残っている。
燃え殻(作家)
いっとき、スマホも忘れ、現実のあれやこれやも横に置いて、映画館の暗闇の中、目と耳だけを研ぎ澄ませましょう。
TOWA TEI(DJ)
僕も明葉こと有香さんの声、大ファンなんですが、非常に時と場合を選ぶ音響系フェチ映画でした!こういうのをボーっと観てたい時間もきっとある。今自分は何が観たいか?映画選びってDJに似てるよね。
呉城久美(俳優)
この映画を観ている間、主演の染谷さん演じる明葉がずっと私の手をとってスクリーンの中 へといざなってくるそんな感覚に襲われました。明葉のたてる音、誘う声、白い肌、どれも現実味がないほど美しく、あれを映画館でみて平常心でいられる人はただ者ではないと思います。とかいってたら、いつの間にか繋いでいた手は剥がされていて冷酷に突き落とされます。何故か悪い気はしない。むしろこっからの明葉がめちゃくちゃいい。人はこれを 快感と呼ぶのでしょうか。
AFRO(MOROHA)
観終わった後、耳の奥に生温かさが残った。ラストシーンの臓器のような表情が忘れられない。
祖父江里奈(テレビ東京ドラマプロデューサー)
世の中には様々なフェチシズムがあるけれど、よりによってマニアックなやつを抱えちゃった人は、その性癖に振り回される人生を送ることになる。七転八倒しながらも快楽を求める姿ははたから見ると滑稽なんだけれど、その必死さにどこか愛おしさを感じてしまいます。変態って切ないな、と思わせてくれた映画です。
『SOUND of LOVE』は9月27日(金)池袋シネマ・ロサほか全国公開