オアシス再結成!来日公演を祈願して今すぐ観られるドキュメンタリーをチェック【30周年特別展 今秋開催】

オアシス再結成!来日公演を祈願して今すぐ観られるドキュメンタリーをチェック【30周年特別展 今秋開催】
Oasis / MTV London
18/08/1994 Photo: Paul Slattery
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OASIS[オアシス]、ついに再結成

英国音楽界、いや世界の音楽史に君臨する伝説的バンド、OASIS(オアシス)がついに再結成を発表した。公式SNSでは<OASIS LIVE 25>と銘打った再結成ツアーも告知され、来夏にイギリスやアイルランドの数カ所でライブを行うという。

ファンが気になるのは「はたして来日公演は開催されるのか?」という点に尽きるかと思うが、ひとまずは再結成を噛み締めながら、<今すぐ配信で観られるオアシスのドキュメンタリー映画>を鑑賞しつつ、今秋開催のデビュー30周年記念展覧会「リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展」に備えよう。

オアシスという“伝説”の軌跡

1991年にフロントマンのリアム・ギャラガーと、ギタリストでメインソングライターでもある兄のノエル・ギャラガーを中心に結成されたオアシス。英マンチェスターの出自から労働者階級であることを公言し、いわゆるスノッブなロックスター的に偶像視されることを良しとしない、真のワーキングクラス・ヒーローあった。

彼らがデビューした90年代初頭の音楽シーンは、まさにロック全盛。アメリカではニルヴァーナの登場によって“グランジ”というジャンルが社会現象化し、その波は日本にもほぼタイムラグなく届いていた。かたやイギリスでは、サイケで享楽的なダンスビートを持つマッドチェスターのムーブメントが興り、のちに明るくキャッチーな音楽性をウリとするバンド勢=ブリットポップが躍進。前者は日本のロックシーンとも一部リアルタイムで呼応し、オアシスも含められた後者は黄色い声援を浴びるアイドル的な人気を博していった。

そんな狂騒のなか、ロンドンの中産階級出身の人気バンド、ブラーとの確執から「アナタはどっち派?」などと煽り気味にメディアに取り上げられたり、色んな意味でロックファンの熱視線を浴びていたオアシス。ギャラガー兄弟の歯に衣着せない発言も盛り上がりに油を注いでいたが、その一方でザ・ビートルズやザ・スミスら労働者階級の大先輩たちへの敬愛は隠そうとせず、苛烈な“ムーブメント”の中で硬派なロックファンの心もしっかり掴んでいった。

そんな彼らが解散したのは2009年。ギャラガー兄弟の決別が理由とされており、その後たびたび再結成が噂されるも、毎回“兄弟の不仲”によって実現には至らなかった。しかし解散から約15年、ついに本当の、間違いない、撤回も(多分)ない、真の再結成が発表されたのだから、長年彼らを追いかけ続けたファンの喜びたるや、それは大変なものだろう。

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