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〈サメ度〉計測済み「おすすめサメ映画」一挙紹介!今年のサメ映画は50年に一度の“豊漁”?『エア・ロック 海底緊急避難所』公開記念

〈サメ度〉計測済み「おすすめサメ映画」一挙紹介!今年のサメ映画は50年に一度の“豊漁”?『エア・ロック 海底緊急避難所』公開記念
『エア・ロック 海底緊急避難所』© NWUP Limited 2023
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ようこそ、あなたの知らないサメ映画の世界へ

サメ映画のルーツに立ち戻ったピュアな恐怖!『エア・ロック 海底緊急避難所』(2024年)

サメ度:【1】
ポイント:姿が見えない恐怖

シャークケージ・ダイビングに興じる姉妹が、海底に落下した檻から脱出する様を描いた『海底47m』、地上600mの超高層鉄塔に取り残された2人の若者の運命を描いた『FALL/フォール』など、次から次へと襲い来る危機的状況に主人公が追い込まれていく“詰み系”スリラーの最新作、それが『エア・ロック 海底緊急避難所』だ。

『エア・ロック 海底緊急避難所』© NWUP Limited 2023

サメ映画ルーキー氏は本作について、「どこを切り取ってもサメ映画ナンバーワン」「すべてのサメ映画はここに通じる」と絶賛する『ジョーズ』を例に、「姿をなかなか見せないサメに人々が翻弄される恐怖を描き出している『エア・ロック 海底緊急避難所』は、『ジョーズ』の系譜を継ぐ作品」「サメ映画のルーツに戻ることのできる作品の一つになるはず」と称賛する。

『エア・ロック 海底緊急避難所』© NWUP Limited 2023

そして、あのスティーヴン・スピルバーグが若干28歳の時に監督した、言わずと知れた世界的な大ヒット作『ジョーズ』に関してルーキー氏は、「とくに若い世代の方たちで実は『ジョーズ』を観たことのない人が結構いるので、まずは『エア・ロック~』を見て基本を掴んで欲しい」とも述べている。

『エア・ロック 海底緊急避難所』は2024年8月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中

基本は抑えた!もう少し<サメの世界>を覗いてみたい?『ディープ・ブルー』(1999年)

サメ度:【2】
ポイント:恐怖は、度を過ぎるとコメディになる?

『ジョーズ』や『エア・ロック 海底緊急避難所』で基本のサメ耐性ができた人におすすめしたいのが、ルーキー氏が「サメ映画のターニングポイント」と評する『ディープ・ブルー』。海洋医学研究所で高度な知識を与えられてしまった新種の巨大人喰いザメと、人間たちとのバトルを描く作品だ。

「出てくるサメ自体はとても怖いですが、<人 VS サメ>の戦いの描き方がエンターテイメント」であるところがポイントだというルーキー氏は、サメ映画愛好の間では有名な“演説をしていたら急に後ろからサメが現れて食べられる“という、サミュエル・L・ジャクソンが演じる衝撃シーンを挙げつつ太鼓判を押す。

「サメがあまりにもバクバクと人を襲いすぎるんですが、それが逆に画面として面白くなってしまう(笑)」「<そっち>の方向に枝分かれして、発展した作品だと思う」「怖いっていうよりは笑っちゃうので、静かに襲いかかってくる系のサメ映画の“次”の鑑賞作品として、ぜひ薦めたい」

ディープ・ブルー (字幕版)

PrimeVideo『ディープ・ブルー (字幕版)』Eirin Approved © 1999 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2000 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

五輪に沸いた仏パリが地獄絵図に!『セーヌ川の水面の下に』(2024年)

サメ度:【3】
ポイント:サメの“爆発”が見たい

海で泳ぐ普通のサメではそろそろ物足りなくなってきた人にお勧めしたいのが、Netflixで独占配信中の『セーヌ川の水面の下に』。本作は“淡水に適応したサメ”が登場するサメ映画だが、ルーキー氏の推しポイントは、サメ映画ファンにはお馴染み(?)の<爆発シーン>だという。

「『ジョーズ』からずっと続いている伝統ですが、サメ映画って基本的にサメが爆発するんですよ。セオリーかと思うくらい、サメ映画は2本に1本くらいの割合でサメが爆発する」「『ディープ・ブルー』も爆発しますし、『セーヌ川の水面の下に』の爆発シーンもぜひ堪能していただきたい」

Netflix映画『セーヌ川の水面の下に』独占配信中

バードストライクならぬ“シャークストライク”の笑撃!『シャークネード』(2013年)&『シャークネード カテゴリー2』(2014年)

サメ度:【4】
ポイント:空中を舞うサメ

ルーキー氏が<サメ度4>として認定したのは、昨今のサメ映画ブームを作ったとも言える『シャークネード』シリーズの初期2作品。とくにおすすめなのは第2弾『シャークネード カテゴリー2』だという。

「サメ映画ですけど、なぜか冒頭のシーンは旅客機が飛ぶシーンから始まるんです(笑)」という解説の通り、本作では飛行機に鳥が衝突するバードストライクならぬ、“シャークストライク”が発生。ルーキー氏いわく「正常なシーンが1つもない、超楽しい映画」であり、“空から大量のサメが降ってくる”という未知の映像体験に世界中の人々が良くも悪くも虜になった。

シャークネード カテゴリー2(字幕版)

PrimeVideo『シャークネード カテゴリー2(字幕版)』©2014THESECONDONE,LLC.AllRightsReserved.

駆除対象は“人家に潜む”サメ!?『ハウス・シャーク』(2017年)

サメ度:【5】
ポイント:家猫ならぬ“家ザメ”登場

“ハウス・シャーク”とはズバリ、その名の通り「家にいるサメ=家ザメ」のこと。ルーキー氏は「人家を住処にしているサメなんです。そして、歩きますね。海に帰らずに陸で進化し続けたサメが、ハウス・シャーク」と解説する。

ハウス・シャークの生態について「家に尋ねてくる人を食べながら生活しています」と淡々と紹介したルーキー氏は、「全てのサメを受け入れられるようになったら、ぜひ<家ザメ>を見て欲しい」と静かに締めくくった。

ハウス・シャーク(字幕版)

PrimeVideo『ハウス・シャーク(字幕版)』©2018 SRS Cinema LLC Ron Bonk All Rights Reserved

 

▼サメ映画ルーキー【@Munenori20

肩書:日本サメ映画学会会長、サメ映画バイヤー、サメ映画翻訳家
主な買付・翻訳作に『シャーケンシュタイン』『ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦』『ウィジャ・シャーク2』など。
日本の大学院で研究をしていたが、サメ映画にハマり、エリート街道からZ級サメ映画人生に転向!
サメ映画学会や映画祭の立ち上げなど、日々その魅力を啓蒙することに勤しんでいる。

サメ映画ルーキー

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『エア・ロック 海底緊急避難所』

舞台となるのは、海底に墜落した大型旅客機の[エア・ロック]。気圧低下と空気の損失を最小限に抑えられる、生存者たちの唯一の避難所だ。だがそこも安全からは程遠い場所だった…。数分に一度発生する生死を分かつアクシデントの数々から、卒業旅行中の大学生や幼い少女とその祖父母といった偶然乗り合わせた、か弱き生存者たちは生き残れるのか?

制作年: 2024