世界中の誰もが共感でき、深く感動できる物語が高く評価され、制作スタジオとしてアカデミー賞長編アニメーション賞を最多受賞しているピクサーが新たに送り出す、どんな人の中にも広がる“感情たち”の世界を舞台にした『インサイド・ヘッド2』が、現在大ヒット公開中だ。
このたび、小さな身体で背伸びして、いつも誰かを羨んでいる<大人の感情>イイナーを生み出したキャラクター・アート・ディレクターの村山佳子が描く、タイムラプス映像が解禁となった。さらに、日本版声優を務めた花澤香菜の可愛らしくも少し毒っ気のあるイイナーを表情豊かに熱演する様子を映した、貴重なアフレコ映像も公開された。
可愛すぎると話題の“イイナー”に命が吹き込まれる
イイナーは、その可愛らしさに、SNSでは「イイナー可愛すぎるんだけど!!!!」「イイナー推しになりました」「イイナーがちっこくて、意外と小生意気でかわいかった!」と夢中になる人が続出しているだけでなく、「イイナーがジョングクすぎる」「ジョングクに似てるというイイナー見たけど、めっちゃ可愛い!!」など、韓国のボーイズグループ・BTSのメンバーに似ていることでも話題を集めているキャラクターだ。
そんな世界中から愛されているキャラクターを真っ白な色紙にスラスラと描きあげていく村山だが、自身がデザインしたイイナーについて、「イイナーは小さくてかわいいんですけど、実は『あれが欲しい!』っていう闘争心がメラメラ燃えているという二面性があるところが好きです」とキャラクターの魅力を語っている。
イイナーの一番の特徴でもある大きくてキラキラした目は、くるくると変わるイイナーの表情をさらに豊かにしている。村山はそんなイイナーの目について、「イイナー(Envy)の元の言葉はインヴィディア(invidia)という“目”に関する言葉だったので、目をキラキラに強調しました」とデザインの裏側を明かしている。小さな身体で背伸びして、大きな目をキラキラと輝かせながらライリーのために頑張り続けるイイナーはあなたの中にもいるはずだ。
https://x.com/DisneyStudioJ_A/status/1823645745477497229
アフレコ映像で花澤が演じるのは、頑張り屋さんの主人公・ライリーの中で感情たちが暮らす司令部でのイイナーの1シーン。感情たちにはそれぞれ役割があり、ヨロコビにはライリーを前向きで楽しい気持ちにして喜ばせること、シンパイにはライリーをまだ見えてないものから守り、未来を考えて計画を立てる役割があるが、イイナーの役割は<小さな身体で背伸びして、いつも誰かを羨むこと>。他人の良いところ、素晴らしい点を見つける才能を担うキャラクターでもある。
ライリーが仲良しの友達や憧れの先輩と過ごす中で起きた出来事に対してイイナーは、「うわあ!その髪“イイナー”!」と大きな目を輝かせて他人を羨んだり、「嫉妬させちゃった。ごめんね~」と可愛らしくも自信たっぷりに毒づいたりする。“嫉妬”という感情から他人を気にするイイナーに「いちいち気にし過ぎじゃない?」とダリィが口をはさむと「べ~!」と小さな舌を出してぷんぷん拗ねる姿も映し出されており、感情の特性を表現されながら可愛らしさは満点。花澤は、そんなイイナーを声だけでなく、表情や手振りもつけながら熱演している。
『インサイド・ヘッド2』は大ヒット公開中