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王家の血を引く“タカ”ではなく、なぜ孤児の“ムファサ”が王になったのか『ライオン・キング:ムファサ』第2弾予告

王家の血を引く“タカ”ではなく、なぜ孤児の“ムファサ”が王になったのか『ライオン・キング:ムファサ』第2弾予告
『ライオン・キング:ムファサ』© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ディズニー映画として世界歴代映画興収No.1となる約16.6億ドル(2,573億円 ※1ドル155円換算)を記録し、『美女と野獣』『アラジン』を超えるディズニー実写映画の“キング”となった超実写版『ライオン・キング』。前日譚を描く最新作『ライオン・キング:ムファサ』が、12月20日(金)より日本劇場公開が決定した。このたび、第2弾予告と新ポスタービジュアルが解禁となった。

シンバの父・ムファサ王<始まりの物語>

壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描き、映画、演劇、音楽と頂点を極めた一大叙事詩『ライオン・キング』。アニメーション映画として誕生した本作は、映画賞、音楽賞を総なめにし、奇跡の映像美、圧巻の楽曲、そして心震える感動の物語で映画、演劇、コンサートなど全てを網羅した最強のエンターテインメントとして確立され、全人類を熱狂させた。まさに“キング・オブ・エンターテインメント”と呼ぶにふさわしい『ライオン・キング』は進化を遂げ、2019年にはリアルを超えた超実写版『ライオン・キング』として全世界で公開、ディズニー映画として世界歴代映画興収No.1となる約16.6億ドル(約2,423億円 ※1ドル146円換算 8/10時点)を記録。『美女と野獣』『アラジン』を超えるディズニー実写映画の“キング”となった。そして、アニメーション版の劇場公開から30周年を迎える今年、新たなキング・オブ・エンターテインメントの超実写版『ライオン・キング:ムファサ』の幕が上がる。

8月10日(日本時間)にアメリカ・カリフォルニア州アナハイムにて開催されたディズニー・ファンイベント<D23: アルティメット・ディズニーファン・イベント>で、ディズニーのラインナップが発表された。会場に集まった12,000人のディズニーファンが大熱狂で迎えたのは、イベントのフィナーレを飾る『ライオン・キング:ムファサ』。心も踊るあの名曲「サークル・オブ・ライフ」のリズムにのせ、バリー・ジェンキンス監督、リン・マニュエル・ミランダが登壇し、新作についてコメントした。さらに、劇中歌「Brother」のクリップ、第2弾予告や新ポスタービジュアルのお披露目で会場は大興奮となった。

1996年の夏に、甥っ子をベビーシットしながら『ライオン・キング』を始めて見た時のことを、そしてその後155回も同作を見たその夏を今でもはっきり覚えています。音楽を聴き、物語が進むに連れてさまざまな感情が伝わって来ました。そんな『ライオン・キング』の新作でムファサの物語について監督として語ることができるのは非常に光栄な事です。また、今回リン₌マニュエル・ミランダが本作のために作ってくれた新曲が本当に驚くほど素晴らしいのです。
(バリー・ジェンキンス/監督)

初めて『ライオン・キング:ムファサ』の脚本を読んだ時、私は「ミラベルと魔法だらけの家」の音楽を制作している最中でした。スカーやムファサについて、私はなんとなく知った気になっていましたが、脚本を読んで、全然わかってなかったことに気がつきましたし、どんな音楽にすべきかみえていました。そしてこんなに素晴らしい監督と一緒に仕事ができることが幸せでした。
(リン=マニュエル・ミランダ/音楽)

ムファサとタカ(後のスカー)、遂に明かされる運命の出会い

第2弾予告では、王国に古くから住むヒヒのラフィキが、前作で野生の王国プライドランドの王となったシンバとその幼馴染ナラの間に生まれた娘キアラ、そしてミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァに、シンバの父であり、偉大なる王ムファサの伝説を語り伝えるところから始まる。

「彼らがまだ幼かった頃、ムファサと後にスカーと呼ばれる王子は兄弟になった」の言葉とともに現れたのが、両親を亡くしひとりぼっちだったムファサと王家の血統を受け継ぐ“タカ”(後のスカー)。広大なサバンナで路頭に迷っていたムファサを「放っておけないよ」と、周囲の反対を押し切り仲間に引き入れ、命を助けたのがタカだった。よそ者を受け入れないという群れの掟をしり目に「ずっと兄弟が欲しかったんだ」というセリフからタカの純真無垢さが垣間見れる。ムファサとタカはこの出会いをきっかけに、本当の兄弟のように成長し、やがて約束の地を目指す道中で訪れる困難に共に立ち向かっていく…。

そんなこの先の運命を物語ったように映し出されているのが、今回新しく公開されたタカVer.ポスター。ムファサVer.とは対照的に、枯れ果てた大地と微かに残る水面に映る、後のスカーの姿が印象的だ。かつて兄弟のように仲の良かったムファサとスカーが何故、対立する関係となってしまったのか、広大な大地で繰り広げられる彼らの物語にも注目したい。

劇中歌「BROTHER」の一部が初お披露目

監督を務めるのは、『ムーンライト』(16)で「アカデミー賞」作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス。数々の名作を手掛けてきたバリー・ジェンキンスだけに、どんなドラマティックな物語になるのか、期待が高まる。そして、新たにキャラクターに命を吹き込む声優として、若きムファサ役に『地下鉄道~自由への旅路~』(21)でもジェンキンス監督とタッグを組んだアーロン・ピエール、輝かしい未来を持つライオンの王子でムファサを兄弟として家族に迎え入れるタカ役(後のスカー)に『シラノ』(21)のケルヴィン・ハリソン・Jr.、若きサラビ役にティファニー・ブーンが抜擢。さらに、ムファサとタカを追い詰める恐ろしいライオンのキロス役は、日本でも人気が高いマッツ・ミケルセンが演じる。

前作『ライオン・キング』に続き、プンバァをセス・ローゲン、シンバをドナルド・グローヴァー、ナラを「グラミー賞」受賞28回、世界の歌姫ビヨンセことビヨンセ・ノウルズ=カーターが続投することも発表された。そしてその、シンバとナラの娘・キアラ役は、ビヨンセの愛娘、ブルー・アイビー・カーターが演じることも明らかに。映画では初となるビヨンセ母娘の共演にも注目が集まっている。

音楽は、数々の受賞歴のあるソングライターであり、『モアナと伝説の海』(17)や実写版『リトル・マーメイド』(23)などに携わったリン=マニュエル・ミランダが本作の新曲を手掛ける。予告編では、劇中歌「BROTHER」の一部が初お披露目となっており、躍動感溢れるキャラクター達の動きと相まって、リンの手掛けた楽曲で繰り広げられるミュージカルシーンの完成度の高さにも大いに期待したい。

『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国公開

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