高校生たちが学園の闇に迫る痛快青春エンターテインメント!
櫻坂46の藤吉夏鈴が映画初出演&初主演に挑戦した話題作『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』が本日、8月9日(金)よりテアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開中。
本作は、誰しもが人生で経験するであろう“学校”という社会の縮図の中の“端”で奮闘する、ひとりの高校新聞部の新米記者の目線を主として、社会で生きる私たちに「善悪」や「正義」とは何かを問いかける、痛快な“社会派”青春エンターテインメントだ。
監督を務めたのは、『ももいろそらを』(12)や『殺さない彼と死なない彼女』(19)、『恋は光』(22)など数々の青春映画で高い評価を得ている小林啓一。脚本には『辻占恋慕』(22)、『さよならエリュマントス』(23)で監督・脚本を務める大野大輔が参加し、作品に厚みをもたらしている。
大スクリーンに映る藤吉の初々しさはしっかり捉えつつ、青春ものの瑞々しさと往年の学園ドラマらしいハイテンションぶり、ハラハラのミステリー要素に加え、多様化する社会問題まで盛り込んでみせたストーリーは、幅広い層の映画ファンを満足させてくれるはずだ。
飽くなき探究心が、世界を変える!
文学少女の所結衣(藤吉夏鈴)は、憧れの作家“緑町このは”が在籍するといわれている名門・私立櫻葉学園高等学校に入学。しかし、文芸コンクールを連覇するなどエリートの集まる文芸部への入部は叶わなかった。落ち込む結衣に、文芸部の部長・西園寺茉莉(久間田琳加)が入部の条件を突きつける。ペンネームで活動しているため文芸部もその正体を知らない“このは”を見つけ出せば、入部を許可するというのだ。
この条件を飲んだ結衣は、“このは”へインタビューをしたことがある学園非公認の新聞部に潜入し、その正体を突き止めようと新米記者として活動することに。新聞部の部長・杉原かさね(髙石あかり)に「トロッ子」(※)と呼ばれながらも行動を共にし、記者としての心得や取材の方法を叩き込まれる。はじめは乗り気ではなかった記者活動に、次第にのめりこんでいく結衣。そして教師間のセクハラや、違法賭博、元教え子との密会などを次々と暴いていくうちに、新聞部は学園から煙たがられる存在になっていった。
ある日、かさねは新聞部に対し圧力をかける沼原理事長(髙嶋政宏)からの理不尽な仕打ちに耐えかね、理事長に一発くらわせ退学に。新聞部に残された結衣は一念発起し、元文芸部の松山秋(綱啓永)らと協力して、理事長、そして学園の闇に切り込んでいくが――。