<コメント>
こがけん(芸人)
おいおいおい! まごうことなきホラーでありながら、なんてエモいんだ…!
不穏な映像と不釣り合いなエモい音楽が、この世界に生きる人々の悲哀を皮肉たっぷりに演出する。
断片を垣間見たにすぎない彼らの人生に、ついつい想いを馳せてしまうエンディングも、実にエモい!ホラーを観てこんな気持ちになるなんて…!
ここに、〝エモホラー〟爆誕です!
宮岡太郎(映画監督/映画レビュアー)
この世界は様々な孤独や葛藤、そして残酷さで溢れている。一見別々に見えるそれらは、実はどこかで繋がっている。そんな可視化の難しい事実を、独創的なキャラクター達とセンス抜群の恐怖表現で描き出した一本。ネオ・スリラーと言うべき全く新しい恐怖映画がここに。
野水伊織(映画感想屋声優)
コミカルな音楽と演出に乗せて、この世の地獄を叩きつけてくる113分。
今日の他人の不幸は明日の自分の成れの果てだと言わんばかりの因果に、胸が締め付けられ泣きたくなった。
きっとこれが「ニューノーマル」。
善人も悪人も死ぬときはみんな平等。
いい人でいればいいことがある時代は、終わってしまったのかもしれない。
ジャガモンド 斉藤正伸(お笑いコンビ/映画紹介人)
平山夢明先生の作品や『トリハダ』を思い起こさせる韓国産人怖系映画!
色んな人の様々な被害ケースを映画で知ることになるが…こんなの防ぎようがない!どうしろっていうんだ!
見たら最後。誰もが今後の生き方を考え直すことになるでしょう。
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
ただ恐ろしいだけではなく、ユーモアや悲哀などの要素も取り入れた奥深さが本作の魅力。ウェブトゥーン的なライトさと、多層的な見応えのあるドラマの両方が楽しめる。血生臭くも切ない余韻がしばらく心から消えない。
ISO(ライター)
邪悪なユーモアと日常に潜むカオス、そして破滅的なカタルシスのモンタージュ。
殺伐とした大都市で芽吹いた孤独と悪意の連鎖反応は気色悪いのに小気味良い。
まったく、我々はなんて世界を生きているんだ!
CDB(映画ライター)
一人暮らしの美女、車椅子の老婆を助ける少年。隣室の女性を盗撮するストーカー大学生。韓国の今を象徴する人物たちが、突然牙をむく「もう一つの現実」に飲み込まれていく。脚本と撮影の巧みさに酔いしれました。
MIUの韓ドラ部屋(韓ドラライター)
6人の主人公たちが繰り広げる恐怖のスリラー作品。一つひとつの物語は関連のないように見えるけど、実は繋がっている。色んな伏線に気付いた瞬間、鳥肌が止まりませんでした!
ミミカ・モーフ(ホラー映画紹介Vtuber)
誰にでも起こるかもしれない何気ない日常の中の狂気や危険、
そしてそれらが絡み合うユニークな構成
どこか馬鹿らしく笑え、そして世の中の不条理にやるせない気持ちになり
最後は不思議と明日も頑張ろうと思える満足感
漠然と日常に満足してない方是非お勧めです
mikoザウルス(韓国映画沼の住人)
幽霊なんて必要ない、
やっぱり人間がいちばんコワイ。
衝撃の展開でまんまと騙される反転「ヒトコワ」系スリラー、「コンジアム」チョン・ボムシク監督はスリラーでもやっぱり凄い!!!
…何も考えずに観ると後ろから鉄球でぶん殴られるよ…?
Yumi(フリーアナウンサー)
コンビニに並ぶ商品のように“きれい”に包装された、人々の欲望、絶望、狂気。
目を覆うどころか目が離せないのは何故なのか。
その暗い誘惑を誰しもが抱えながら、したたかに生きていることを知っているからかもしれない。
日常に転がるダークネスをここまで小気味良く鮮やかに描いた作品は稀有だ
みんしる(韓流ナビゲーター/MC)
〈Kホラーの巨匠〉チョン・ボムシク監督が描くのは私たちの日常に潜む恐怖。
フィクションだとわかっていてもありえない話ではないと気付かされるその瞬間がホラー。
良心ですら踏みにじられる世の中で一番恐ろしいのは紛れもなく「人間」です。
『ニューノーマル』は8月16日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開