2023年に韓国で公開され、公開初日から6日間連続で観客動員数第1位を記録し人々の話題をさらった映画『憑依(ひょうい)』が、2024年9月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。いまや韓国を代表する俳優となったカン・ドンウォンが主演する、タイトル通り“憑依”の恐怖を描いた新感覚ホラーだ。
同名タイトルの人気ウェブトゥーン原作を見事に映像化したのは、『別れる決心』や『パラサイト 半地下の家族』などの話題作で助監督を務めてきたキム・ソンシク監督。古くから人間の体を転々としながら霊力を狩る悪鬼が、人間を器(うつわ)に次々と憑依して襲い来るという予測不能なホラーエンターテイメントに仕上げ、あのパク・チャヌク監督も「一味違っていた」と未体験の恐怖を絶賛している。
今回は、ついに解禁された『憑依』の新場面写真と共に、今年の夏に絶対に観たい注目のホラー映画をご紹介。『憑依』を筆頭に、酷暑も凍てつくゾクゾク必至の4作品をお見逃しなく。
怖すぎ“乗っ取られ”ホラー『憑依』 9月6日(金)公開
人間に取り憑く〈古の悪魔〉の恐怖!
霊が全く視えないインチキ祈祷師のチョン博士(カン・ドンウォン)は、助手のインベ(イ・ドンフィ)と共に言葉巧みに依頼人を騙し、除霊と称した儀式でお金を儲けていた。
ある日、ユギョン(イ・ソム)という若い女性から悪霊に取り憑いた妹(パク・ソイ)を助けて欲しいという依頼を受ける。いつものようにニセの除霊を行おうとすると、妹の人間離れした動きと気配に、チョン博士の持っていた鈴と七星剣が反応する。実はチョンは伝統ある祈祷師の末裔で、過去に起きた忌まわしい出来事により素性を隠して生きていたのだ。
チョンとユギョンはさらわれた妹を取り返すために悪霊と対峙するが、霊の正体は古くからいる悪鬼で、人間を器(うつわ)に次々と憑依して襲いかかってくる。いつどこで、誰に憑依するか分からない恐怖のなか、やがてチョン自身にまつわる重大な秘密も明らかとなり……
このたび新たに解禁されたのは、邪悪な“何か”と対峙したチョン博士の姿や、梵天(ホ・ジュノ)に憑依され恐ろしい姿に変貌した村人、引き摺られながら苦しむ女性、おぞましい梵天の表情を捉えた場面カット。なかでも、平凡なサラリーマンから町工場職員、ヤクザに汚職政治家まで演じ分けてきた名優ホ・ジュノの“顔面”は、夢に出てきそうな強インパクトだ。