「この恨み晴らさでおくべきか」なシンデレラが死体の山を築く!
このたび解禁されたポスターには、お城の前に燃え盛る馬車、斧を握りしめた血みどろのシンデレラの姿、そしてお馴染みのガラスの靴が前面にあしらわれている。思わず「シンデレラに一体何が!?」とドン引き、もとい心配になってしまうデザインだが、そこに添えられているのが「今はどんなに苦しくても 信じ続けてさえいればいつか必ず夢は叶う」という、本家シンデレラと同じセリフ……。復讐鬼と化してもピュアさを忘れない(?)、とにかくシンデレラの執念と絶望が伝わるポスターとなっている。
同時に解禁された予告編では、王子様に恋をしたシンデレラがガラスの靴を履き、美しいドレスを纏い王子への熱い想いを告白。手を取り合い、いよいよ夢にまで見たダンスへ――と思いきや、「は?」という思いもよらぬ反応が。さらに王子はシンデレラに顎クイしたかと思いきや、暴言とともに顔に唾を吐きかけるのだった……。
天にも昇る思いから一転、絶望の淵に突き落とされ、同時に復讐に目覚めるシンデレラ。“フェアリーゴッドマザー”の力を借りて狂化した彼女は、ガラスの靴や斧を振り回し、憎き王子、継母、義理の姉たち、そして自分を嘲笑ったパーティーの参加者たちを恐怖のどん底に突き落としていく。映像の最後には、ガラスの靴をムリヤリ履かせようと、巨大なハサミで足の指を……な悶絶シーンも!?
ホラー映画の伝道師〈人間食べ食べカエル〉が初の字幕監修
私たちが知っている夢のような物語の、はるか斜め上を突っ走る最恐プリンセス映画『シン・デレラ』。しかし! 靴を履くために足の指を切り落とす描写は、「シンデレラ」の原作にも実際に書かれているというから驚きだ。そんな“本当は怖い”展開だけは忠実に踏襲した『シン・デレラ』は、ぜひ劇場の大スクリーンで観たいリベンジ・スプラッターに仕上がっている。
さらに本作の字幕監修は、X(旧Twitter)や様々な媒体でホラー映画を中心に紹介するホラー映画の伝道師・人間食べ食べカエル氏が担当。長編映画の字幕監修を手掛けるのは本作が“初”ということで、ホラー映画を知り尽くした氏による、映画ファンの琴線を突きまくる卓越した文才を生かした字幕表現にも注目したい。
『シン・デレラ』は2024年10月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開