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『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』
亡くなる直前まで雑誌や新聞の連載をこなす現役作家。法話には全国から人が押し寄せる、最長寿の国民的アイドル――。駆け落ちや不倫、三角関係など、実際の体験を綴った私小説で1950年代から作家としての地位を確立すると、60年代に51歳で出家。その後も作家活動を続け、80年代には数々のベストセラーを送り出した。
いつまでも恋心を持ち、女性であることを忘れずに人生を楽しむ瀬戸内寂聴の波乱万丈の“生き様”は、現代社会にどんなヒントを与えてくれるのか? ――寂聴先生の奔放かつ真を突いた言葉は今聞いても刺激的だが、監督との信頼関係の賜物か、年齢相応の苦しみを吐露する頼りない姿は高齢の親を持つ人々の心も打つだろう。
2023年には晩年の“超・歳の差恋愛”の相手であるとされる男性が綴った恋愛小説「J」も話題になった寂聴先生。ドキュメンタリーでも「人をいちばん成長させるのは恋愛」と語っている彼女は、人生の最後の最後まで成長しつづけていたのだ。
『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年8月放送
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