「幻のカンフー映画」奇跡の復活＆日本上映にサモ・ハンやジョン・ウーらレジェンドから応援メッセージ！『帰って来たドラゴン』倉田保昭〈日本凱旋50周年〉

幻のカンフー映画が奇跡の復活＆日本上映

本作はブルース・リーが巻き起こした“ドラゴン・ブーム”に乗り、70年代に大量に製作され、世界を席巻した香港製クンフー映画の中でもノンストップで繰り広げられる壮絶なアクションで伝説と化した最高傑作の1本。しかし、この人気作は、マスターネガの損傷により再上映やHD化が不可能といわれ、長らく幻の作品となっていた。

製作・監督・脚本を手掛けたウー・シーユエンは、『スネーキーモンキー／蛇拳』、『ドランクモンキー／酔拳』をプロデュースしジャッキー・チェンをブレイクさせた他、真田広之主演の『龍の忍者』、ジェット・リー主演の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』、ウォン・カーウァイ監督『グランド・マスター』など香港映画史に残る重要作品を数多くプロデュースし、香港映画監督協会永遠名誉会長を務める香港映画界の超大物だ。

『帰って来たドラゴン』©1974 SEASONAL FILM CORPORATION All Rights Reserved.

今回、そのウー・シーユエンが、「倉田保昭 日本凱旋50周年」を記念した再上映企画を知り、素材を再度捜索した結果、99分完全版のマスターが発見され、自らリマスターの監修を行い、現存する最良にして最長版による奇跡の2Kリマスター版が完成、日本のスクリーンに奇跡の復活を果たすことになった（※これまでビデオやDVDで発売されていたのは92分短縮版だった）。

主演のドラゴンを演じるのは、本作のアクション監督でもあり、『無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く』や「闘え！ドラゴン」「Gメン’75」でも倉田保昭と激闘を繰り広げ、『カンフー・ハッスル』、『燃えよじじいドラゴン 龍虎激闘』など近年も現役で活躍する倉田と並ぶ香港のアクション・レジェンド、ブルース・リャン。出演は他に『蜀山奇傅 天空の剣』、『レディ・ハード／香港大捜査線』のマン・ホイ、『ドラゴン怒りの鉄拳』、『悪漢探偵』のハン・クォツァイ、『ゴッド・ギャンブラーIII』、『黒薔薇 VS黒薔薇』のウォン・ワンシー、『ドランクモンキー／酔拳』、『男たちの挽歌2』のディーン・セキなど。

『帰って来たドラゴン』《2Kリマスター完全版》は2024年7月26日（金）より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

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