ディズニープラスの「スター」にて、スター オリジナルシリーズ『七夕の国』が独占配信中。「寄生獣」や「ヒストリエ」などで人気を博す岩明均によるSF漫画の実写ドラマ化作品だ。
このたび、本作に“ほぼ顔出しなし”で出演している山田孝之の圧倒的な存在感、その説得力をスタッフ&キャストが明かすコメントが到着した。
「寄生獣」岩明均による“怪作”がついにドラマ化!
岩明の作品の中でもカルト的人気を誇り、その壮大なスケールと刺激的な表現から「映像化困難」と言われ続けていた“怪作”が、『ガンニバル』などの話題作を手掛けるディズニープラス「スター」にてドラマシリーズ化された。
平凡な生活を送る大学生の主人公ナン丸は、「ビルや人が、謎の“球体”にまるくエグられる」という、衝撃的な怪奇事件に相対することとなる。自身も“手を触れずに物に小さな穴をあける”という、一見何の役にも立たない超能力を持つナン丸は、次第にその能力が、事件を引き起こしている力と大きな関わりのあるものだということを知る。そして、物語が進むにつれその背後には、球体の力で日本中を恐怖に陥れる丸神頼之という男の顔が浮かび上がってくるのだった――。
何の役にも立たない超能力を持つ平凡な大学生、南丸洋二:通称ナン丸を、「ドラゴン桜」「どうする家康」など話題作への出演で躍進を続ける若手俳優・細田佳央太が演じ、監督は「大豆田とわ子と三人の元夫」や『クレイジークルーズ』でメガホンを取った瀧悠輔が務める。
ナン丸と次第に心を通わせていく女性・東丸幸子役に藤野涼子、幸子が恐れる兄・東丸高志役に上杉柊平、共に球体の謎を追う大学のゼミの助教授・江見早百合役に木竜麻生、事件直前に姿を忽然と消してしまうナン丸が通う大学の教授・丸神正美役に三上博史、そして多くの謎を持ち、目深に帽子を被る長髪の男・丸神頼之役を山田孝之が怪演する。
物語の「最重要人物」を託された山田孝之
本作の最重要人物とも言える丸神頼之を演じる山田孝之。頼之は初登場時、目深にかぶった帽子と顔のほとんどを覆うマスクという風姿で表情が全く見えないものの、その淡々とした口調には鋭い迫力を感じさせ、すでに“ただ者ではない”雰囲気をありありと漂わせた。さらに、7月11日(木)に配信開始となった第4話でついに明かしたその素顔は、誰もが知る名優・山田孝之のそれではなく、登場人物たちが思わず「宇宙人」と形容してしまうような、もはやヒトとは呼べないものであった。
学生時代に原作「七夕の国」の連載を読み、その魅力に虜になったという監督の瀧悠輔が「主人公のナン丸と 同じくらい重要なキャラクター」と位置づけて描いた頼之は、圧倒的な力を持ち、全編を通して謎に包まれた超常ミステリーである本作を象徴するような存在。
そんな、作品の軸ともなるキャラクターを託されたのが、日本を代表すると言っても過言ではない名優にして、ジャンルや役柄にかかわらず、作品によってその雰囲気をガラリと変えるカメレオン俳優としても名高い山田孝之だったのだ。