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『リコーダーのテスト』本編特別映像
このたび解禁となった『リコーダーのテスト』本編映像は、自宅でリコーダーを練習中の主人公ウニを捉えたシーンから始まる。
父の様子を見てくるように母から言われるウニ。父は寝室で誰かと電話しているようで、しかも相手は不倫相手らしく「愛している」といった言葉が聞こえてくる。ウニは母に“(父は)寝ている”と誤魔化すが、母は不機嫌になって出かけてしまう。
1988年ソウルオリンピックをラジオ実況が伝える夕方、スーツを着て出ていく父。ウニはその様子を目で追いながら、小さく「私も愛してる」とつぶやくのだった――。
父親の不倫によって生じた家族間の亀裂、両親に自分の存在をアピールしようとするウニ。なんとか親に認めてもらおうとする子どもの視点から、その端々に垣間見える理不尽な家父長制や格差など、当時の韓国社会における家族間のドラマが描かれる。
静かに、しかし強く胸を締めつける本作は、国内でも第12回⼤邱短編映画祭で⼤賞(キム・ボラ)と演技賞(ファン・ジョンウォン)を、第10回ミジャンセン短編映画祭では審査員特別賞(キム・ボラ)、第14回ソウル国際⻘少年映画祭SIYFF⼤賞(キム・ボラ)を受賞した。
『リコーダーのテスト』はJAIHO(ジャイホー)で独占配信中
CS映画専門チャンネル ムービープラス「今月の韓国映画」放送中
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