追悼 ドナルド・サザーランド
ドナルド・サザーランドが亡くなってしまった。享年88。遺作は2022年製作のNetflixオリジナル映画『ハリガン氏の電話』か、ローランド・エメリッヒ監督のAmazonオリジナル映画『ムーンフォール』になるだろうか。
With a heavy heart, I tell you that my father, Donald Sutherland, has passed away. I personally think one of the most important actors in the history of film. Never daunted by a role, good, bad or ugly. He loved what he did and did what he loved, and one can never ask for more… pic.twitter.com/3EdJB03KKT
— Kiefer Sutherland (@RealKiefer) June 20, 2024
1935年カナダ生まれのドナルドは1960年代初頭にTVドラマで俳優活動を開始し、クリストファー・リー主演のスリラー『生きた屍の城』(1963年)で映画デビュー。キャリア初期はスリラーや戦争映画への出演が多く、ロバート・アルドリッチ監督の『特攻大作戦』(1967年)や、アカデミー賞受賞作『M★A★S★H マッシュ』(1970年)、若かりしクリント・イーストウッドと共演した戦争活劇『戦略大作戦』(1970年)など、その長いキャリアで100作以上の映画/ドラマで代えの効かない存在感を示してきた。
もちろん、ドラマ『24 TWENTY FOUR』(2001~2010年)などで知られるキーファー・サザーランドの父親としてもお馴染みで、2011年にはハリウッドの殿堂入りを果たすなど、「この人が出てるなら間違いない」名優として幅広い層の海外ドラマ/映画ファンから支持され、また業界内の信頼も厚かった。
『戦略大作戦』&『戦略大作戦【吹替完全版】ムービープラスオリジナル』「戦略大作戦◆副音声でムービー・トーク!◆」
CS映画専門チャンネル ムービープラス「追悼:ドナルド・サザーランド」で2024年7月放送