「寄生獣」や「ヒストリエ」などで人気を博す岩明均が、1996年から1999年にかけて小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて不定期連載したSF漫画「七夕の国」。岩明均作品の中でもカルト的人気を誇り、その壮大なスケールと刺激的な表現から、<映像化不可能>と言われ続けていた“怪作”が、ドラマシリーズ『七夕の国』として、7月4日(木)よりDisney+(ディズニープラス)の「スター」にて独占配信される。このたび、待望の本予告映像とキービジュアル、場面写真が解禁となった。
映像化不可能と言われた“怪作”がドラマシリーズ化
出演は、“物に触れず小さな穴をあける”役に立たない“超能力”を持つ平凡な大学生・南丸洋二(通称:ナン丸)を、『ドラゴン桜』『どうする家康』など話題作への出演で躍進を続ける若手俳優・細田佳央太、“丸神の里”に住みナン丸を気に掛ける東丸幸子を藤野涼子、球体の力を悪用し“丸神の里”を追い出された幸子の兄・東丸高志を上杉柊平、ナン丸の通う大学で講師を務め丸神教授を探す江見早百合を木竜麻生、“丸神の里”で失踪した大学教授・丸神正美を三上博史、球体の力で日本中を恐怖に包む謎の男・丸神頼之を山田孝之。さらに、今は亡き幸子の母・東丸由紀子を朝比奈彩、●によってさまざまなものがえぐられる事件を追う刑事・佐藤を石田法嗣、高志の力を利用して怪しげなセミナーを開く八木原昭を金田哲が務める。
監督は、『大豆田とわ子と三人の元夫』や『クレイジークルーズ』でメガホンを取った瀧悠輔が務める。
「●(まる)の謎 触れたら、エグられる。」
映像冒頭、いきなり「ちょわああああああ!!」の気合いの発声とともに、“物に触れず小さな穴をあける”役に立たない“超能力”を発揮する平凡な大学生・ナン丸の姿から幕を開ける。
その能力以外は平凡な日々で、後輩からは就職活動の心配をされる一幕も。そんな日常の和やかなシーンも束の間、物語の発端となる宙に浮く謎の●によって人の体がえぐられ消失してしまう衝撃的な怪奇事件が発生。ナン丸の通う大学の講師・江見早百合(木竜麻生)からナン丸の能力がその事件を起こした能力と「同じものだと思う」と告げられる。●の力に怯えな がらも、ナン丸は自分のルーツがあると教えられた“丸神の里”と呼ばれる丸川町へ赴くことに。そこでは、ナン丸の能力を察し「あなたは手が届くものですよね」と謎めいた一言を告げる女性・東丸幸子(藤野涼子)と出会い、黒い球体を操る、明らかに人間を超越した能力を持つ幸子の兄・東丸高志(上杉柊平)からは「俺たちは 選ばれた人間なんだよ」と、ナン丸と自分が特別な存在であることを示唆するシーンも。
そして、この旅の引率者でもある江見からは「この町は、何か隠している—」と、散りばめられた謎へと誘う一言が。幸子たちが毎夜苦しむ“町民だけが見る悪夢”、奇妙にも毎年6月に執り行われる“季節はずれの七夕祭り”、古えから他の干渉を異常に拒んできた“丸神一族の掟”、と球体の謎を解き明かす重要な3つの謎に関わるキーワードが次々と羅列され、時代を越えた不吉な陰謀をも仄めかす展開となっている。
そして、「悪夢を、終わらせる」という確信に満ちた使命を口にする丸神頼之(山田孝之)の6本指の両の手からは、いったい何が作り出されているのか。激しい銃撃戦、さらにナン丸の手からも黒い●が作り出され、何者かと攻防を繰り広げる衝撃の展開。最後には、決して人間のものとは思えない恐ろしい異形のまなざしと、街中を覆うほど巨大な黒い●が 不気味にぽっかりと浮かびあがり、まるでこの世の終わりかのような不吉さで締めくくられている。唯一無二で ありながら、壮絶なスペクタクルを予感させる緊迫の仕上がりだ。
特別な能力を持つナン丸のルーツと、“閉ざされた町”丸神の里との繋がりとは?そして、タイトル“七夕の国”の真の意味とは?日本中を巻き込む壮 大なスケールで描かれる、これまでになかった超常ミステリー作品。今後の展開と本作の最新情報に期待が高まる。
『七夕の国』(全10話)は7月4日(木)よりDisney+(ディズニープラス)にて独占配信開始
<配信スケジュール>
7月4日(木)1〜3話
7月11日(木)4〜5 話
7月18日(木)6〜7 話
7月25日(木)8話
8月1日(木)9話
8月8日(木)10話