公開目前『ライド・オン』先行上映イベント開催
ジャッキー70歳の集大成作として大きな話題を呼んでいる映画『ライド・オン』の先行日本最速上映が5月27日(月)、池袋グランドシネマサンシャインにて開催。<祝・ジャッキー・チェン70歳 集大成祭>と題された同イベントには、ジャッキーと同じく“芸歴50年・御年70歳”を迎えた関根勤と、ジャッキーを愛しジャッキーに認められた男、ジャッキーちゃんが登壇した。
さらに! まさかのジャッキーご本人もビデオメッセージで参戦、本作の監督であるラリー・ヤンのサプライズ登場もあり、劇場は熱狂に包まれた。
関根勤「ずっと追いかけています!」
ジャッキーちゃん「僕のスーパーヒーロー」
ひと足先に作品を鑑賞した関根氏とジャッキーちゃんは「特に印象に残っているシーン」を問われると、関根は「詳しくは言えないですが、私は涙を堪えきれませんでした! ハンカチ3枚は必要です! あと馬との関係性を描いていますが、ペットを飼っている人からするとたまらないと思います!」と熱く語り、ジャッキーちゃんは「このシーン! 最高だから絶対に見て! やっぱりスクリーンで見るジャッキー映画は最高ネ!」と、帽子の小道具とともに身振り手振りでシーンを再現し観客の心を掴みにかかる。
本作の大きな魅力のひとつである、ジャッキー演じるルオと愛娘との涙のドラマについては、「グッときますよね……! 娘に認めてもらえる、というのが父親として一番肝心なんですよ。それが上手く描かれていました。娘役の女優さんも本当に可愛かったです」と、同じく娘を持つ父として感極まった様子の関根。
また、ジャッキー・チェンを好きになった“原点”を聞かれると、「肉体的な動きもすごいけど、可愛らしいんですよ。アクションとコメディを一緒やってくれる方はなかなかいないんです。ずっと追いかけています!」と熱烈なファンぶりを見せた。
ジャッキーちゃんも「僕は小学校2年の時ですね。『スネーキーモンキー/蛇拳』(1976年)を観て、仮面ライダー、ウルトラマン、戦隊モノ、ジャッキー・チェンという感じで、僕の中でスーパーヒーローなんです」とのことで、2人の強いジャッキー愛とリスペクトが垣間見えた。
ここで本作劇中の「スタントマンは『NO』と言わない」というセリフとかけた「NOと言えなかったことは?」というお題に対し、関根は「バンジージャンプを断れなかったです。あと、千葉真一さんから『100メートルの崖を下ります』って言われた時ですね(笑)。『NO』とは言えないですよ!」と、さすがのエピソードを披露。
かたやジャッキーちゃんは「僕の場合は、『NO』と言うね(笑)。『流暢に日本語を話してください』と言われて、断りました」と、芸風死守エピソードで笑いを誘った。
『ライド・オン』
香港映画界伝説のスタントマンと言われたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)はケガをきっかけに第一線を退き、現在は借金取りに追われながら中国の撮影所に住み込み、愛馬・赤兎(「チートゥ」)とエキストラなどの地味な仕事をこなす日々を送っていた。
ある日、チートゥの元持ち主であった友人ワン(レイ・ロイ)の債務トラブルが原因で、チートゥが借金の肩の一部として連れ去られる危機に。困ったルオは疎遠になっていた一人娘のシャオバオ(リウ・ハオツン)を頼る事にする。法学部の学生であるシャオバオは、恋人の新米弁護士ナイホァ(グオ・チーリン)を紹介。だがシャオバオは、スタントに入れ込むあまり母と離婚した父を受け入れられずにいた。
チートゥに惚れ込んだ大企業の総裁で馬好きのホー(ユー・ロングァン)が、チートゥを買い取りたいと申し出るがルオは請け合わない。昔ながらの体を張った危険なスタントに固執する父の姿に反発したシャオバオとも溝ができてしまう。結局は裁判で負け、チートゥをホーに譲る事になったルオ。シャオバオルオ。シャオバオは、仕事に命がけで挑むことで家族に愛を伝えようとする不器用な父の為に愛馬を返して欲しいとホーに懇願するが……。
監督・脚本:ラリー・ヤン
出演:ジャッキー・チェン リウ・ハオツン グオ・チーリン ユー・ロングァン アンディ・オン ジョイ・ヨン ユー・アイレイ シー・シンユー レイ・ロイ ウー・ジン
制作年: | 2023 |
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2024年5月31日(金)より全国公開