敵は、密輸王か税関か?それともサメか!?
リュ・スンワン監督が、「主人公のチュンジャとジンスクを演じる女優をキャスティングする際、同時に思い浮かべた」というほど出演を熱望したキム・ヘス、ヨム・ジョンア、そして密輸王クォン役チョ・インソン(『モガディシュ 脱出までの14日間』『ムービング』)、チンピラのドリ役パク・ジョンミン(『ただ悪より救いたまえ』)、税関のジャンチュン役キム・ジョンス(『工作 黒金星と呼ばれた男』)、オップン役コ・ミンシ(『The Witch 魔女』)より、日本の観客にむけたメッセージと曲者揃いのキャラクター紹介映像が公開された。
ヨム・ジョンアが「みなさん、こんにちは」と日本語で挨拶。そして「『密輸 1970』まもなく公開です」(キム・ヘス)、「海女たちと密輸業者たちの 騙し騙されの海洋クライム・アクション」(チョ・インソン)とコメント。パク・ジョンミンは「監督、スタッフ、出演者全員が全力で臨みました」と自信をみせる。さらに「この夏、スカッとする映画『密輸 1970』」(キム・ジョンス)、「ぜひ楽しんでください」(コ・ミンシ)と続き、最後に全員で「映画館で会いましょう」と笑顔でメッセージを寄せている。
続くキャラクター紹介映像では、キム・ヘス演じる元海女で頭の切れるチュンジャが、密輸王クォンに対し口八丁で取り入ろうとする様子や、ヨム・ジョンア演じるジンスクが海女たちのリーダーとしての強さをみせる場面などを紹介。そしてリュ・スンワン監督が、「(前作の)『モガディシュ 脱出までの14日間』とは異なるチョ・インソンの魅力を引き出すために心血を注いだ」と語るチョ・インソンが、「俺を知ってるな?1対1で対面したらどうなるかも?」と裏社会を牛耳る密輸王のカリスマ感を醸し出す。さらに、パク・ジョンミン演じる「やってられねえよ」と不満を爆発させるチンピラ・ドリ、キム・ジョンス演じる摘発率100%を目指し密輸現場に乗り込む税関のジャンチュン、コ・ミンシ演じる「おこぼれをくれる?」と小悪魔的な喫茶店オーナー・オップンという曲者揃いのキャラクターが勢ぞろいし、それぞれの思惑が絡み合うストーリー展開に期待が高まる。
特に、「第44回青龍映画賞」に続き、先日発表された「第60回百想芸術大賞」の映画部門で本作により助演男優賞を受賞したベテラン俳優キム・ジョンスは、その壇上で「私を本作のイ・ジャンチュン役にキャスティングして下さったリュ・スンワン監督。シナリオをいただいた時から有難く、本当に頑張らなければいけないという思いを強く感じました。いい作品にしていただいたことにも感謝しております」と感激の面持ちでスピーチ。同じく会場にいたリュ・スンワン監督、ヨム・ジョンア、パク・ジョンミン、コ・ミンシも大興奮で、本作へのキャストの強い思いとチームワークの良さも垣間見られた。
巨額の金塊をめくる命懸けの大乱戦をサバイブし、最後に笑うのは誰なのか。世界が注目するリュ・スンワン監督が贈る、昨年の韓国サマーシーズンに大ヒットした爽快騙し合いバトルが今年の猛暑を吹き飛ばす。
『密輸 1970』は7月12日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー