渋谷スクランブル交差点を猿が占拠!
今から300年後、かつて人間によって生み出された猿ウィルスが猛威をふるい、大都会だった世界は荒廃。人間は徐々に原始化し言語を失い、一方で高い知能と言語を得た猿たちと人間との間で劇的な交代劇が起こった。そんな猿たちが絶対的支配権を握る衝撃の世界が舞台となっている本作。
予告編でもそんな世界の一部が映し出されており、建ち並ぶビルは草木で覆われ、列車のトンネルは荒廃してまるで洞窟。現代社会の痕跡を感じつつも、世界が自然に覆われていく衝撃的な世界へと劇変している。人間と猿の間で描かれる物語はもちろん、本作はそんなリアルすぎる“猿に支配された300年後の世界”も大きな見どころとなっている。
特別ビジュアルでは、そんな本作の衝撃的な世界観と猿の大群が世界各国の有名スポットに出没。“世界で最も人通りの多い交差点”とも言われている渋谷のスクランブル交差点には、人間の姿はなく、世界の支配を目論む猿たちと馬に乗った本作の主人公・ノア、共に旅をするオランウータンのラカが描かれ、ボロボロに廃れたビルが緑に囲まれている。
日本の他にも、イギリスのタワーブリッジ、アメリカ・ニューヨークのブルックリン・ブリッジ、ブラジルのシュガーローフマウンテン、スペインのサグラダファミリアが今とはかけ離れた荒廃したビジュアルで描かれており、“猿が支配する300年後の世界”の衝撃をよりリアルに感じられる仕上がりに。
主人公の若き猿・ノアを演じたオーウェン・ティーグが、「この映画では猿が生息する領域が広がっていて、彼らは世界のいろいろなところに移住しています。世界は猿が仕切るものになりました。とにかく、今やあちこちに猿の部族がいる時代で、それぞれに生活しているんです」と本作で描かれる時代を語っているが、果たして300年後の現実世界はどのような姿となっているのか、作品への期待とともに未来への興味もそそるビジュアルとなっている。
人間はもちろん、猿の部族までをも完全に支配しようとする冷酷な独裁者プロキシマス・シーザーによって大切な家族と友人を奪われてしまったノアは、助け出す旅の最中に、逆転した猿と人間の立場を覆すほど重大な秘密を抱えた人間の女性・ノヴァと遭遇。共に時間を過ごしていく中でノアは本当の人間、そしてかつて人間と猿が共存していた時代があったことを知り、猿による独裁に立ち向かっていく—。
果たして猿と人間の共存は不可能なのか。進化は本当に彼らを選んだのか。この惑星に隠された驚くべき真実と衝撃のラストとは!?
『猿の惑星/キングダム』は5月10日(金)より全国公開